音楽の都ウィーンで12日午後、欧州最大のクリスマス市場のクリスマス・ツリーがライトアップされた。待ちに待ったクリスマス・シーズンの開幕だ。子供だけではなく、大人もこのシーズンに入るとワクワクする人が多い。小さな子供を持つ家庭ではプレゼント探しが始まる。賢明なお母さんならば既にショッピングを開始しているだろう。12月に入ってからでは遅すぎるからだ。クリスマス・プレゼントも毎年のことだから、アイデアが浮かばなくなり、頭を抱える親たちも少なくない。


▲ウィーン市庁舎前広場の「クリスマス市場」風景(2016年11月12日、撮影)
欧州経済の景気は決して良くない。失業率も依然高いし、難民問題で治安も少々落ち着きを失ってきている。それでもクリスマスはクリスマスだ。どうしても財布の紐を緩めなければならなくなる。
ところで、オーストリア通信(APA)によると、欧州最大のクリスマス市場を誇るウィーンでは今年、オープンされるクリスマス市場は25カ所で、昨年の22カ所より3カ所多い。ただし、市場で開かれる店舗総数は今年は973店で1000店を下回っている。その理由として、ウィーン市当局関係者は「クリスマス市場の需要も限界に達したからだろう」という。
10店以上の店舗が公共な場所で開かれる市場を正式に「クリスマス市場」と呼ぶ。その市場では飲食店の店舗数は最大で全体の3分の1と制限されている。市当局はクリスマス期間、クリスマス市場で店を開く飲食店の衛生度を調べる抜き打ち検査を実施する。
一方、市場で店舗を開く業者も大変だ。その場所代が最高で3万ユーロ、安い所で月2000ユーロと結構高い。天候が悪く、売り上げが上がらなければ元手も取れなくなる。ちなみに、クリスマス市場を訪れる客は1人平均20ユーロは使うというデータがあるという。
ウィーン市庁舎前広場のクリスマス市場では、今回は市場の傍に仮アイススケート場が設置され、市場のイベントを盛り上げている。
クリスマス市場では子供連れの夫婦や若いカップルが店のスタンドを覗きながら、シナモンの香りを放つクーヘンやツリーの飾物を買ったり、クリスマス市場で欠かせない飲物プンシュ(ワインやラム酒に砂糖やシナモンを混ぜて暖かくした飲み物)を飲む風景が12月24日まで続く。クリスマスが過ぎれば、欧州の人々にとって1年は終わり、新年を迎える準備に入る。
クリスマスは復活祭と共に、キリスト教会にとって重要な祝日だ。クリスマスが人類の救い主イエス・キリストの誕生日ということは誰でも知っているが、33歳で十字架に亡くなったイエスの生涯には多くの謎がある。
最近では、「クリスマス市場」(Weihnachtsmarkt)という表現をやめ、「冬の市場」(Wintermarkt)と呼ぼうといった声が飛び出すほど、欧州のキリスト教社会の世俗化は急速に進んできた。もはや多くの時間は残されていないかもしれない。イエスはなぜ十字架の道を行かざるを得なかったか、なぜイエスは再臨すると約束されたのか、などをもう一度、じっくりと考えてみたいものだ。
ところで、サウロはダマスコへの途上、復活したイエスにあって回心したが、クリスマス市場でイエスと会った人はいるだろうか。


▲ウィーン市庁舎前広場の「クリスマス市場」風景(2016年11月12日、撮影)
欧州経済の景気は決して良くない。失業率も依然高いし、難民問題で治安も少々落ち着きを失ってきている。それでもクリスマスはクリスマスだ。どうしても財布の紐を緩めなければならなくなる。
ところで、オーストリア通信(APA)によると、欧州最大のクリスマス市場を誇るウィーンでは今年、オープンされるクリスマス市場は25カ所で、昨年の22カ所より3カ所多い。ただし、市場で開かれる店舗総数は今年は973店で1000店を下回っている。その理由として、ウィーン市当局関係者は「クリスマス市場の需要も限界に達したからだろう」という。
10店以上の店舗が公共な場所で開かれる市場を正式に「クリスマス市場」と呼ぶ。その市場では飲食店の店舗数は最大で全体の3分の1と制限されている。市当局はクリスマス期間、クリスマス市場で店を開く飲食店の衛生度を調べる抜き打ち検査を実施する。
一方、市場で店舗を開く業者も大変だ。その場所代が最高で3万ユーロ、安い所で月2000ユーロと結構高い。天候が悪く、売り上げが上がらなければ元手も取れなくなる。ちなみに、クリスマス市場を訪れる客は1人平均20ユーロは使うというデータがあるという。
ウィーン市庁舎前広場のクリスマス市場では、今回は市場の傍に仮アイススケート場が設置され、市場のイベントを盛り上げている。
クリスマス市場では子供連れの夫婦や若いカップルが店のスタンドを覗きながら、シナモンの香りを放つクーヘンやツリーの飾物を買ったり、クリスマス市場で欠かせない飲物プンシュ(ワインやラム酒に砂糖やシナモンを混ぜて暖かくした飲み物)を飲む風景が12月24日まで続く。クリスマスが過ぎれば、欧州の人々にとって1年は終わり、新年を迎える準備に入る。
クリスマスは復活祭と共に、キリスト教会にとって重要な祝日だ。クリスマスが人類の救い主イエス・キリストの誕生日ということは誰でも知っているが、33歳で十字架に亡くなったイエスの生涯には多くの謎がある。
最近では、「クリスマス市場」(Weihnachtsmarkt)という表現をやめ、「冬の市場」(Wintermarkt)と呼ぼうといった声が飛び出すほど、欧州のキリスト教社会の世俗化は急速に進んできた。もはや多くの時間は残されていないかもしれない。イエスはなぜ十字架の道を行かざるを得なかったか、なぜイエスは再臨すると約束されたのか、などをもう一度、じっくりと考えてみたいものだ。
ところで、サウロはダマスコへの途上、復活したイエスにあって回心したが、クリスマス市場でイエスと会った人はいるだろうか。
