ウィーンに本部を置く国連機関の3機関で2013年、再選を含め、トップ人事が行われる。

▲ウィーンの国連機関正面入口(2012年12月、撮影)
来年事務局長選を実施するのはイランや北朝鮮の核問題を検証する国際原子力機関(IAEA)と国連工業開発機関(UNIDO)の2機関だ。一方、包括的核実験禁止機関(CTBTO)準備委員会第39会期は先月23日、次期準備委員会事務局長にラッシーナ・ゼルボ(Lassina Zerbo)国際データセンター局長を選出済みだ。同局長は2004年11月からIDC局長を務める地球物理学者だ。西アフリカのブルキナファソ出身。次期事務局長は来年8月1日、就任する。ハンガリー出身のティボル・トート現事務局長は来年夏、8年間の任期を終える。
IAEAでは来年末で第1期の任期が終わる天野之弥事務局長の後任事務局長を選ぶ。候補登録の締め切りは今月末まで。今月28日現在、候補を登録済みは再選出馬を表明した天野氏だけだ。同氏の再選(2期目、4年間)は確実となった(天野事務局長の再選は来年6月の定例理事会で決定し、9月の年次総会で承認される予定)。
一方、UNIDOではカンデ・ユムケラー現事務局長が来年、ウィーンに新設される「持続的エネルギー専門機関」のトップに就任するため、来年6月24日に開催される第41回工業開発理事会(IDB)で後継者を選出し、その直後、招集される特別総会で正式決定される運びだ。
地域ローテーションでは新事務局長はアジア地域から選出することになっているが、「明記された原則ではないので断言はできない」(在ウィーン国際機関日本政府代表部)という。いずれにしても、上記の3国連専門機関の中でUNIDIOの次期事務局長だけは誰が就任するか目下、予想がつかない状況だ。
ニューヨークの国連本部、ジュネーブの欧州本部について、ウィーンは「第3の国連都市」だ。約4500人の国連職員が勤務している。上記の3機関以外にも国連薬物犯罪事務所(UNODC、ユーリ・ヴィクトロヴィチ・フェドートフ事務局長)が入っている。
2013〜15年の国連通常予算の日本の分担率が12・530%から10.833%に後退する一方、世界第2の経済大国の中国の分担率はようやく5%を超え、加盟国中第6位に入ってきた。国連での日本の発言力は更に弱まる一方、中国は一層、その政治力を発揮していくことが予想される。

▲ウィーンの国連機関正面入口(2012年12月、撮影)
来年事務局長選を実施するのはイランや北朝鮮の核問題を検証する国際原子力機関(IAEA)と国連工業開発機関(UNIDO)の2機関だ。一方、包括的核実験禁止機関(CTBTO)準備委員会第39会期は先月23日、次期準備委員会事務局長にラッシーナ・ゼルボ(Lassina Zerbo)国際データセンター局長を選出済みだ。同局長は2004年11月からIDC局長を務める地球物理学者だ。西アフリカのブルキナファソ出身。次期事務局長は来年8月1日、就任する。ハンガリー出身のティボル・トート現事務局長は来年夏、8年間の任期を終える。
IAEAでは来年末で第1期の任期が終わる天野之弥事務局長の後任事務局長を選ぶ。候補登録の締め切りは今月末まで。今月28日現在、候補を登録済みは再選出馬を表明した天野氏だけだ。同氏の再選(2期目、4年間)は確実となった(天野事務局長の再選は来年6月の定例理事会で決定し、9月の年次総会で承認される予定)。
一方、UNIDOではカンデ・ユムケラー現事務局長が来年、ウィーンに新設される「持続的エネルギー専門機関」のトップに就任するため、来年6月24日に開催される第41回工業開発理事会(IDB)で後継者を選出し、その直後、招集される特別総会で正式決定される運びだ。
地域ローテーションでは新事務局長はアジア地域から選出することになっているが、「明記された原則ではないので断言はできない」(在ウィーン国際機関日本政府代表部)という。いずれにしても、上記の3国連専門機関の中でUNIDIOの次期事務局長だけは誰が就任するか目下、予想がつかない状況だ。
ニューヨークの国連本部、ジュネーブの欧州本部について、ウィーンは「第3の国連都市」だ。約4500人の国連職員が勤務している。上記の3機関以外にも国連薬物犯罪事務所(UNODC、ユーリ・ヴィクトロヴィチ・フェドートフ事務局長)が入っている。
2013〜15年の国連通常予算の日本の分担率が12・530%から10.833%に後退する一方、世界第2の経済大国の中国の分担率はようやく5%を超え、加盟国中第6位に入ってきた。国連での日本の発言力は更に弱まる一方、中国は一層、その政治力を発揮していくことが予想される。
