イタリア北部のボローニャ市近郊で20日早朝、マグニチュード6の地震が発生し、少なくとも6人が死亡、多数の住民が負傷した。オーストリア国営放送の夜のニュース番組でも隣国イタリアの地震を大きく報道した。

▲警察犬とその指導官(オーストリアの警察犬を報じる内務省発行雑誌「公安」から
2012年5月21日)
ウィーンに住む当方はイタリアの地震をニュースを聞くまでまったく知らなかった、というよりまったく揺れを感じなかった。オーストリア側の報道によると、ボローニャの地震はチロルまで観測されたというが、ウィーンでは揺れが観測されなかったわけだ。イタリアの大陸プレートがウィーンから離れているのだろうか。
ニュース番組をみていると、地震で崩壊した家屋の生き埋めとなった人々の捜査活動が報じられていたが、捜査犬が懸命に崩れ落ちた家屋の中で活動していた。日本の地震の時も多くの捜査犬が生き埋めとなった人たちを探す為に動員されたことを聞いたが、捜査犬の姿には感動させられる。
ところで、内務省の友人から送られてきた「公安」という治安関係雑誌を読んでいると、オーストリアの警察犬の活動が報告されていた。そこで読者にその一部を紹介する。
オーストリアで警察犬が動員された件数は昨年度、14万3428件だった。具体的には、対象・人的保護が5万1410件、行方不明者捜査7490件、目的物捜査6637件、麻薬捜査3097件、足跡捜査1036件、爆発物捜査850件、火災物捜査256件、死体捜査188件、紙幣・文書捜査38件、そして雪崩不明者捜査9件となっている。
オーストリア連邦警察には368頭の警察犬が377人の警察犬指導官の下で訓練を受けている。動員先によって、警察犬も特別訓練を受けなければならない。例えば、死体・血痕跡の捜査訓練を受けている警察犬は目下17頭いる。その他、麻薬捜査担当の警察犬は104頭、爆発物捜査犬は33頭がそれぞれ特別訓練を受けているという。
内務省関係者によると、警察犬は普通の家で飼われている犬と比べて短命という。その理由は「ストレス」だ。厳しい環境下で長期間、その任務に当たる警察犬は人間と同じように、疲労とストレスが重なるわけだ。
わたしたち人間の最大の友、犬、その中でも警察犬はその身を犠牲にしながら頑張ってくれているわけだ。

▲警察犬とその指導官(オーストリアの警察犬を報じる内務省発行雑誌「公安」から
2012年5月21日)
ウィーンに住む当方はイタリアの地震をニュースを聞くまでまったく知らなかった、というよりまったく揺れを感じなかった。オーストリア側の報道によると、ボローニャの地震はチロルまで観測されたというが、ウィーンでは揺れが観測されなかったわけだ。イタリアの大陸プレートがウィーンから離れているのだろうか。
ニュース番組をみていると、地震で崩壊した家屋の生き埋めとなった人々の捜査活動が報じられていたが、捜査犬が懸命に崩れ落ちた家屋の中で活動していた。日本の地震の時も多くの捜査犬が生き埋めとなった人たちを探す為に動員されたことを聞いたが、捜査犬の姿には感動させられる。
ところで、内務省の友人から送られてきた「公安」という治安関係雑誌を読んでいると、オーストリアの警察犬の活動が報告されていた。そこで読者にその一部を紹介する。
オーストリアで警察犬が動員された件数は昨年度、14万3428件だった。具体的には、対象・人的保護が5万1410件、行方不明者捜査7490件、目的物捜査6637件、麻薬捜査3097件、足跡捜査1036件、爆発物捜査850件、火災物捜査256件、死体捜査188件、紙幣・文書捜査38件、そして雪崩不明者捜査9件となっている。
オーストリア連邦警察には368頭の警察犬が377人の警察犬指導官の下で訓練を受けている。動員先によって、警察犬も特別訓練を受けなければならない。例えば、死体・血痕跡の捜査訓練を受けている警察犬は目下17頭いる。その他、麻薬捜査担当の警察犬は104頭、爆発物捜査犬は33頭がそれぞれ特別訓練を受けているという。
内務省関係者によると、警察犬は普通の家で飼われている犬と比べて短命という。その理由は「ストレス」だ。厳しい環境下で長期間、その任務に当たる警察犬は人間と同じように、疲労とストレスが重なるわけだ。
わたしたち人間の最大の友、犬、その中でも警察犬はその身を犠牲にしながら頑張ってくれているわけだ。