ウィーン大学内で30日、オーストリア・コリア両国の今年修好120周年と来年の再修好50周年の記念年を表示したロゴマークとイベントの紹介が行われた。

▲オーストリア・コリア修好120周年の記者会見=2012年1月30日、ウィーン大学内にて
オーストリア外務省からはアジア担当マーチン・アイヒティンガー大使、韓国からはチョ・ヒュン(Cho Hyun)韓国大使が出席。その他、オーストリア・韓国友好協会メンバーやウィーン大学東アジア研究所のコリア学専攻学生たちも参加した。
オーストリアとコリア両国は1892年、友好貿易協定を締結。その後、オーストリアは帝国時代の終焉、2度の世界大戦を経験する一方、コリアは日本の植民地化時代、世界対戦後、韓国動乱後の分断という試練を経て今日に到っている。
南北分断後、オーストリアは1963年5月、韓国と外交関係を樹立し、来年13年には再修好50周年を迎える。韓国の初代大統領、李承晩大統領の夫人がウィーン出身のフランチェスカ・ドナー夫人で、両者は1934年、ジュネーブで知り合い、同年、結婚した話は有名だ。
両国関係は文化・芸術分野で急速に拡大してきた。特に、1972年には「ウィーン少年合唱団」が初めて韓国で公演を開くと、世界的な韓国少女民族舞踏団「リトル・エンジェルス」がウィーンで答礼公演を行っている。
昨年末、韓国を訪問したヴァルドナー外務次官は、「地理的にはオーストリアと韓国はかけ離れているが、韓国ではオーストリアは非常に良く知られている。文化が良好な両国関係の中心的要素だ。韓国の音楽学生にとって、オーストリアは最初の訪問地だ。修好120周年を契機にソウルとウィーンのパートナーシップが更に深まることを期待する」と述べている。
両国間の貿易関係もダイナミックに発展してきた。韓国は今日、オーストリアにとって欧州連合(EU)諸国以外では米国、中国、日本について4番目の貿易パートナー国だ。韓国とEU間の自由貿易協定(FTA)は昨年7月1日、暫定発効したばかりだ。
ちなみに、韓国外交官にとって「ウィーン駐在」は特別の意味合いがある。ウィーンを体験すると、将来出世する道が開かれる、といわれるからだ。例えば、国連の潘基文事務総長や金星煥現外交通商相はいずれもウィーンで大使を歴任している。
なお、「韓国文化センター」が5月、ウィーンで開設されるが、同センターへの通りを初代韓国大統領夫人の名前に因んで「フランチェスカ・ドナー・リ・ガッセ(通り)」と呼ぶことになっている。

▲オーストリア・コリア修好120周年の記者会見=2012年1月30日、ウィーン大学内にて
オーストリア外務省からはアジア担当マーチン・アイヒティンガー大使、韓国からはチョ・ヒュン(Cho Hyun)韓国大使が出席。その他、オーストリア・韓国友好協会メンバーやウィーン大学東アジア研究所のコリア学専攻学生たちも参加した。
オーストリアとコリア両国は1892年、友好貿易協定を締結。その後、オーストリアは帝国時代の終焉、2度の世界大戦を経験する一方、コリアは日本の植民地化時代、世界対戦後、韓国動乱後の分断という試練を経て今日に到っている。
南北分断後、オーストリアは1963年5月、韓国と外交関係を樹立し、来年13年には再修好50周年を迎える。韓国の初代大統領、李承晩大統領の夫人がウィーン出身のフランチェスカ・ドナー夫人で、両者は1934年、ジュネーブで知り合い、同年、結婚した話は有名だ。
両国関係は文化・芸術分野で急速に拡大してきた。特に、1972年には「ウィーン少年合唱団」が初めて韓国で公演を開くと、世界的な韓国少女民族舞踏団「リトル・エンジェルス」がウィーンで答礼公演を行っている。
昨年末、韓国を訪問したヴァルドナー外務次官は、「地理的にはオーストリアと韓国はかけ離れているが、韓国ではオーストリアは非常に良く知られている。文化が良好な両国関係の中心的要素だ。韓国の音楽学生にとって、オーストリアは最初の訪問地だ。修好120周年を契機にソウルとウィーンのパートナーシップが更に深まることを期待する」と述べている。
両国間の貿易関係もダイナミックに発展してきた。韓国は今日、オーストリアにとって欧州連合(EU)諸国以外では米国、中国、日本について4番目の貿易パートナー国だ。韓国とEU間の自由貿易協定(FTA)は昨年7月1日、暫定発効したばかりだ。
ちなみに、韓国外交官にとって「ウィーン駐在」は特別の意味合いがある。ウィーンを体験すると、将来出世する道が開かれる、といわれるからだ。例えば、国連の潘基文事務総長や金星煥現外交通商相はいずれもウィーンで大使を歴任している。
なお、「韓国文化センター」が5月、ウィーンで開設されるが、同センターへの通りを初代韓国大統領夫人の名前に因んで「フランチェスカ・ドナー・リ・ガッセ(通り)」と呼ぶことになっている。