ウィーンの国連情報サービス(UNIS)からメールが届いた。国連工業開発機関(UNIDO)に新しい加盟国が加わったという。新加盟国は大西洋に浮かぶ島、ツバル(Tuvalu)だ。人口は9652人(2006年)、ほとんどがポリネシア人だ。ローマ・カトリック教会総本山、バチカン小国に次いで人口が少ない。首都はフナフティで人口約4500人だ。UNIDOの174番目の加盟国となる。
UNIDOは「腐敗」と「縁故主義」で覆われ、国連の専門機関の中でも存続が危ぶまれている機関だ。UNDP(国連開発計画)への吸収説が絶えない。米国をはじめとしてカナダ、オーストラリアは既にUNIDOから脱退。英国も来年末で脱退することが決まっている。
6月に開催されたUNIDO工業開発理事会(IDB)では、12、13年度両年の予算が決定されたが、12年度はゼロ成長、13年度はマイナス8%の大幅縮小予算となっている。その主な理由は、英国が12年末に脱会するため、13年度の予算からその分担金がなくなるからだ。どの加盟国も英国の分担金を肩代わりする意思のないことを表明済みだ。
そこに新加盟国のニュースだ。カンデ・ユムケラー事務局長は早速、加盟歓迎の書簡をツバルのアピサィ・レレミア外相宛てに送っている。
「UNIDOは工業開発促進の為の活発な役割を演じる専門機関だ。包括的、統合的サービスをツバルに提供できるだろう」
ツバルはオセアニアの南太平洋のエリス諸島に位置する島国、英連邦国の一員で立憲君主国だ。主要産業は漁業と観光業だが、主要収入源は外国からの支援だ。
なお、UNIDOは11月28日から5日間の日程で総会を開催する。今総会のテーマは「持続的発展を可能とする新しい工業革命」だ。
いずれにしても、総会開催直前の新加盟国ニュースはUNIDOにとって数少ないグット・ニュースであることは間違いないだろう。沈滞ムードを払拭する上でも大歓迎のはずだ。
英国が去り、それに代わって(英連邦加盟国の)ツバルが加わったのだ。
UNIDOは「腐敗」と「縁故主義」で覆われ、国連の専門機関の中でも存続が危ぶまれている機関だ。UNDP(国連開発計画)への吸収説が絶えない。米国をはじめとしてカナダ、オーストラリアは既にUNIDOから脱退。英国も来年末で脱退することが決まっている。
6月に開催されたUNIDO工業開発理事会(IDB)では、12、13年度両年の予算が決定されたが、12年度はゼロ成長、13年度はマイナス8%の大幅縮小予算となっている。その主な理由は、英国が12年末に脱会するため、13年度の予算からその分担金がなくなるからだ。どの加盟国も英国の分担金を肩代わりする意思のないことを表明済みだ。
そこに新加盟国のニュースだ。カンデ・ユムケラー事務局長は早速、加盟歓迎の書簡をツバルのアピサィ・レレミア外相宛てに送っている。
「UNIDOは工業開発促進の為の活発な役割を演じる専門機関だ。包括的、統合的サービスをツバルに提供できるだろう」
ツバルはオセアニアの南太平洋のエリス諸島に位置する島国、英連邦国の一員で立憲君主国だ。主要産業は漁業と観光業だが、主要収入源は外国からの支援だ。
なお、UNIDOは11月28日から5日間の日程で総会を開催する。今総会のテーマは「持続的発展を可能とする新しい工業革命」だ。
いずれにしても、総会開催直前の新加盟国ニュースはUNIDOにとって数少ないグット・ニュースであることは間違いないだろう。沈滞ムードを払拭する上でも大歓迎のはずだ。
英国が去り、それに代わって(英連邦加盟国の)ツバルが加わったのだ。