ロンドンで29日、チャールズ皇太子の長男ウィリアム王子と婚約者ケイト・ミドルトンさんの結婚式が行われる。世界で10億人以上の人々がウェストミンスター寺院で挙行される結婚式を観るという。今年最大の世界的イベントだ。
そこで今回は「なぜ英国民だけではなく、世界の多くの人々が英王室の結婚式に強い関心を払うのか」について考えてみた。
オーストリア国営放送で27日深夜、英王室を含む世界の王室について、さまざまな観点から議論する番組が放映された。そこに出席していた欧州王室問題専門家が「世界の人々が英王室の結婚式に関心を払う背景には、民主主義への失望があるだろう。国民を主権者として構築された民主社会が今日、行き詰まってきた。そこで血統と伝統を重視する王室に対して、多くの人々が関心を払い出したわけだ」と分析していた。
北アフリカ・アラブ諸国で今年に入り、民主化運動が台頭し、チュニジア、エジプトなどでは独裁政権が打倒されるなど一定の成果が挙がっているが、民主主義を久しく享受してきた欧米諸国で、その民主主義への失望感が高まってきていることは残念ながら事実だろう。
民主社会の要というべき選挙で選出された政治家の汚職、腐敗などで国民の政治への不信感はもはや修復ができないほど深まってきている。
民主社会の未体験者、アラブ諸国の青年たちは民主主義に大きな期待感を寄せているが、欧米では多くの国民が英王子の挙式に心を踊らせ、かつて存在した君主社会への憧憬すら感じさせている。
もちろん、「欧州の王室」の内情は外からみるような夢のような世界ではないが、通常の多くの人々にとって、王室の世界はあくまでも夢の対象であって、経験できる世界ではない。だから、王室への憧憬が一挙に消滅する、ということはないわけだ(「急変する欧州の王室」2010年12月28日参照)。
そこで今回は「なぜ英国民だけではなく、世界の多くの人々が英王室の結婚式に強い関心を払うのか」について考えてみた。
オーストリア国営放送で27日深夜、英王室を含む世界の王室について、さまざまな観点から議論する番組が放映された。そこに出席していた欧州王室問題専門家が「世界の人々が英王室の結婚式に関心を払う背景には、民主主義への失望があるだろう。国民を主権者として構築された民主社会が今日、行き詰まってきた。そこで血統と伝統を重視する王室に対して、多くの人々が関心を払い出したわけだ」と分析していた。
北アフリカ・アラブ諸国で今年に入り、民主化運動が台頭し、チュニジア、エジプトなどでは独裁政権が打倒されるなど一定の成果が挙がっているが、民主主義を久しく享受してきた欧米諸国で、その民主主義への失望感が高まってきていることは残念ながら事実だろう。
民主社会の要というべき選挙で選出された政治家の汚職、腐敗などで国民の政治への不信感はもはや修復ができないほど深まってきている。
民主社会の未体験者、アラブ諸国の青年たちは民主主義に大きな期待感を寄せているが、欧米では多くの国民が英王子の挙式に心を踊らせ、かつて存在した君主社会への憧憬すら感じさせている。
もちろん、「欧州の王室」の内情は外からみるような夢のような世界ではないが、通常の多くの人々にとって、王室の世界はあくまでも夢の対象であって、経験できる世界ではない。だから、王室への憧憬が一挙に消滅する、ということはないわけだ(「急変する欧州の王室」2010年12月28日参照)。
