オーストリアのケルンテン州の小村で先日、教会内のイエスの十字架像からイエスだけが無くなり、十字架がそのまま残されていた、という事件が発生した。
中央墓地の墓からローソク立てや彫刻品などが盗まれることは頻繁に生じているが、イエスだけが十字架から外されて盗まれた、といったケースはこれまで聞いたことがなかった。
その記事を読んだ時、「なぜ犯人はイエスの十字架像をそのまま盗んでいかなかったのか」「十字架を壁から外せないから、イエスだけを外して盗んだのだろうか」等、さまざまな考えが出てきた。
犯人が捕まっていないので何も断言できないが、「犯人はイエスを十字架から外したかったのではないか」という考えが浮かび上がってきたのだ。
数年前、学校内で十字架論争があった。一人の生徒が「十字架に掛けられたイエスさまが可哀想だ。どうしてイエスさまを十字架から降ろしてあげないの」と聞いてきたというのだ。
当時、十字架は極刑だった。犯人を十字架に固定するために釘で打つ。血は流れ、時間の経過と共に出血多量で死ぬ。人によっては時間は異なる。直ぐに死ぬ者とイエスのように長時間、苦しみを体験した後、死ぬケースがある。いずれにしても、十字架上の本人だけではなく、それを見ている家族や友人にとっても辛かったはずだ。
復活祭が来る。キリスト教最大の祝日だ。キリスト教はイエスの生誕から始まったのではなく、復活したイエスからスタートした。そして2000年後、世界を席巻する宗教となって今日に到っている。
世界最大のキリスト教宗派、ローマ・カトリック教会はイエスはわれわれの罪を清算するために自ら十字架の道を選ばれたという。そして死の世界を克服して復活したと信じている。十字架はその信仰のシンボルとして信者たちに崇められてきた(ちなみに、ローマ法王ベネディクト16世は先日、「イエスの復活を信じられない多くのキリスト教徒がいる」と証言している)。
イエスが自ら十字架の道を選択せざるを得なかったとしても、血を流しながら苦しむ主・イエスを十字架から降ろそうとする運動がどうしてカトリック教会内からこれまで現れてこなかったのだろうか、当方は久しく不思議だった。
ひょっとしたら、ケルンテン州の犯人はイエスを十字架の苦しみから解放したいという思いから、イエスを十字架から降ろしたのではないか。そんな思いが日毎、強まってきている。
新聞の記事にはイエスがいなくなった十字架が写っていた。「イエスは十字架から降りられた」ーその写真を初めて見た時、熱い感動が湧き上がったことを付け加えておく。
中央墓地の墓からローソク立てや彫刻品などが盗まれることは頻繁に生じているが、イエスだけが十字架から外されて盗まれた、といったケースはこれまで聞いたことがなかった。
その記事を読んだ時、「なぜ犯人はイエスの十字架像をそのまま盗んでいかなかったのか」「十字架を壁から外せないから、イエスだけを外して盗んだのだろうか」等、さまざまな考えが出てきた。
犯人が捕まっていないので何も断言できないが、「犯人はイエスを十字架から外したかったのではないか」という考えが浮かび上がってきたのだ。
数年前、学校内で十字架論争があった。一人の生徒が「十字架に掛けられたイエスさまが可哀想だ。どうしてイエスさまを十字架から降ろしてあげないの」と聞いてきたというのだ。
当時、十字架は極刑だった。犯人を十字架に固定するために釘で打つ。血は流れ、時間の経過と共に出血多量で死ぬ。人によっては時間は異なる。直ぐに死ぬ者とイエスのように長時間、苦しみを体験した後、死ぬケースがある。いずれにしても、十字架上の本人だけではなく、それを見ている家族や友人にとっても辛かったはずだ。
復活祭が来る。キリスト教最大の祝日だ。キリスト教はイエスの生誕から始まったのではなく、復活したイエスからスタートした。そして2000年後、世界を席巻する宗教となって今日に到っている。
世界最大のキリスト教宗派、ローマ・カトリック教会はイエスはわれわれの罪を清算するために自ら十字架の道を選ばれたという。そして死の世界を克服して復活したと信じている。十字架はその信仰のシンボルとして信者たちに崇められてきた(ちなみに、ローマ法王ベネディクト16世は先日、「イエスの復活を信じられない多くのキリスト教徒がいる」と証言している)。
イエスが自ら十字架の道を選択せざるを得なかったとしても、血を流しながら苦しむ主・イエスを十字架から降ろそうとする運動がどうしてカトリック教会内からこれまで現れてこなかったのだろうか、当方は久しく不思議だった。
ひょっとしたら、ケルンテン州の犯人はイエスを十字架の苦しみから解放したいという思いから、イエスを十字架から降ろしたのではないか。そんな思いが日毎、強まってきている。
新聞の記事にはイエスがいなくなった十字架が写っていた。「イエスは十字架から降りられた」ーその写真を初めて見た時、熱い感動が湧き上がったことを付け加えておく。

http://www002.upp.so-net.ne.jp/harapeko/jesus/p2.html