「東日本大震災後、日本の社会で宗教的覚醒が観察できる」
これは東京に住むブラジル出身宣教師がカトリック宣教通信社Fidesdienstに対して答えた内容だ。バチカン放送(独語電子版)が12日、「日本で宗教の回帰」というタイトルで報じた。
同宣教師は「日本の社会は通常、物質主義、生産と利益によって動かされてきたが、大震災後、祈りの価値や精神的価値を見直す動きがみられる」と報告している。
バチカン放送は「世論調査によれば86%の国民が特定の宗教をもっていないと答える国で大震災後、精神的な価値への欲求が出てきたのだろう」と分析している。
確かに、大震災後、日本人は被災者に対して黙祷を捧げる機会が増えた。例えば、サッカー試合前には選手たちは被災者のため黙祷する。また、政府の会議前に閣僚たちが黙祷を捧げた、という記事を読んだことがある。
大震災の結果、「日本人は祈りを再発見した」といえるかもしれない。人知を越えた大震災に直面し、その犠牲となった国民に同情を寄せる一方、何かに向かって祈らざるを得なくなった。頭を下げて黙祷する一方、天に向かって祈らざるを得なくなった国民も出てきたのだろう。
ブラジル出身の宣教師が指摘したように、日本人は戦後、がむしゃらに経済活動に専心してきた。その結果、世界有数の経済大国となったが、同時に、精神的な価値や宗教一般に対して軽視する風潮が出てきた。「宗教は弱い人間が信じるもの」といった思いすらあったことは事実だろう。
石原慎太郎東京都知事は先月14日、今回の大惨事に関して「日本人の我欲を洗い落とすための天罰だ」と述べ、批判を受けたが、都知事の発言が「精神的価値への回帰」をアピールしたものと受け取るならば、正鵠を射た発言と評価できるわけだ。
いずれにしても、大震災が忘れかかっていた宗教的世界を日本人に思い出させたとするならば、それは「日本が近い将来、再生できる」と確信もって断言できる保証となるはずだ。
【短信】
故金日成主席誕生祝賀会が開催
駐オーストリアの北朝鮮大使館(金光燮大使、金正日労働党総書記の義弟)で12日夜、故金日成主席誕生祝賀会が開催された(誕生日は4月15日)。
当日は典型的な4月気候(Aprilwetter)。雨が降ったり、晴れたりする変わりやすい天候だった。祝賀会には北・オーストリア友好協会関係者、実業者、国連関係者が参加した。オーストリア内務省からも一人、派遣されていた。
大使館前の写真展示のタイトルは「民族文化遺産の堅持」で、高句麗時代の文書や壷、博物館を訪問する故金主席など19枚の写真が掲載されていた。
これは東京に住むブラジル出身宣教師がカトリック宣教通信社Fidesdienstに対して答えた内容だ。バチカン放送(独語電子版)が12日、「日本で宗教の回帰」というタイトルで報じた。
同宣教師は「日本の社会は通常、物質主義、生産と利益によって動かされてきたが、大震災後、祈りの価値や精神的価値を見直す動きがみられる」と報告している。
バチカン放送は「世論調査によれば86%の国民が特定の宗教をもっていないと答える国で大震災後、精神的な価値への欲求が出てきたのだろう」と分析している。
確かに、大震災後、日本人は被災者に対して黙祷を捧げる機会が増えた。例えば、サッカー試合前には選手たちは被災者のため黙祷する。また、政府の会議前に閣僚たちが黙祷を捧げた、という記事を読んだことがある。
大震災の結果、「日本人は祈りを再発見した」といえるかもしれない。人知を越えた大震災に直面し、その犠牲となった国民に同情を寄せる一方、何かに向かって祈らざるを得なくなった。頭を下げて黙祷する一方、天に向かって祈らざるを得なくなった国民も出てきたのだろう。
ブラジル出身の宣教師が指摘したように、日本人は戦後、がむしゃらに経済活動に専心してきた。その結果、世界有数の経済大国となったが、同時に、精神的な価値や宗教一般に対して軽視する風潮が出てきた。「宗教は弱い人間が信じるもの」といった思いすらあったことは事実だろう。
石原慎太郎東京都知事は先月14日、今回の大惨事に関して「日本人の我欲を洗い落とすための天罰だ」と述べ、批判を受けたが、都知事の発言が「精神的価値への回帰」をアピールしたものと受け取るならば、正鵠を射た発言と評価できるわけだ。
いずれにしても、大震災が忘れかかっていた宗教的世界を日本人に思い出させたとするならば、それは「日本が近い将来、再生できる」と確信もって断言できる保証となるはずだ。
【短信】
故金日成主席誕生祝賀会が開催
駐オーストリアの北朝鮮大使館(金光燮大使、金正日労働党総書記の義弟)で12日夜、故金日成主席誕生祝賀会が開催された(誕生日は4月15日)。
当日は典型的な4月気候(Aprilwetter)。雨が降ったり、晴れたりする変わりやすい天候だった。祝賀会には北・オーストリア友好協会関係者、実業者、国連関係者が参加した。オーストリア内務省からも一人、派遣されていた。
大使館前の写真展示のタイトルは「民族文化遺産の堅持」で、高句麗時代の文書や壷、博物館を訪問する故金主席など19枚の写真が掲載されていた。
