欧州の王室では来年、2組の結婚式が予定されている。モナコの大公アルベール2世(52)は7月、南アフリカの元五輪水泳選手シャーリーン・ウィットストックさん(32)と結婚する。それに先立ち、英国で4月、ウィリアム王子(28)とケイト・ミドルトンさん(28)の結婚式がウェストミンスター寺院で挙行される。同国では既にロイヤル・ウェディング・ブームだ。気の早い経済学者はロイヤル・ウェディングの経済効果を算出しているほどだ。同時に、王位継承順位第2のウィリアム王子が父親のチャールズ皇太子に代わり、エリザベス女王の後継者(皇太子)に就任すべきだといった声も国民の間で聞かれる。
スウェーデンでは今年6月に平民出身のダニエル・ウェストリング氏と結婚したヴィクトリア王女の国民的人気が高い一方、女性問題でスキャンダルが発覚し、人気を落としたカール16世グスタフ国王の退位を要求する声が高まっている。「ヴィクトリア王女が女王に就任すべきだ」という世論調査結果が公表されるなど、王室は揺れている。
デンマークではフレデリック皇太子の后、オーストラリア出身のメアリー妃の“モード狂”が国民の間で批判を呼んでいる。また、女王マルグレーテ2世のご主人、ヘンリック殿下(フランス出身)は今なお、デンマーク語が流暢に話せないことから、国民の間では人気がもうひとつだ。
スペインの国王フアン・カルロス1世は2007年11月、チリで開催されたイベロアメリカ首脳会談で自国の前首相を批判するベネズエラのチャべス大統領に対し「黙れ」と一括して男を上げた。一方、フェリベ皇太子夫婦の危機説が流れている。レティシア妃は離婚暦のある国営放送ニュースキャスターだったこともあって、結婚後もいろいろと噂が絶えない。
オランダの王室は日本の皇室と関係が深い。4年前、皇太子様ご家族がベアトリックス女王のお招きでオランダで静養されたことがある。今年9月はアレキサンダー皇太子が日本を訪問、天皇・皇后両陛下と夕食を共にされた。なお、皇太子ご夫妻は目下、マキシマ皇太子妃の出身国アルゼンチンで休暇を過ごされている。
ノルウェーのホーコン皇太子と2001年8月に結婚したメットマリット妃の場合、シングルマザーで麻薬摂取歴があるだけに、結婚前に批判があったが、不祥事を国民の前に告白したことから国民の間で人気が急上昇した話は有名だ。国民はメットマリット妃を「現代のシンデレラ」と呼んでいる。
いずれにしても、日本の皇室とは異なり、欧州の王室には少々人間臭さが漂っている。ちなみに、欧州の王室に入った皇太子妃はいずれも平民出身で大学を卒業している。一昔前は多くの皇太子妃は高等教育を受ける機会もなく、20歳前に王室入りしていた。
スウェーデンでは今年6月に平民出身のダニエル・ウェストリング氏と結婚したヴィクトリア王女の国民的人気が高い一方、女性問題でスキャンダルが発覚し、人気を落としたカール16世グスタフ国王の退位を要求する声が高まっている。「ヴィクトリア王女が女王に就任すべきだ」という世論調査結果が公表されるなど、王室は揺れている。
デンマークではフレデリック皇太子の后、オーストラリア出身のメアリー妃の“モード狂”が国民の間で批判を呼んでいる。また、女王マルグレーテ2世のご主人、ヘンリック殿下(フランス出身)は今なお、デンマーク語が流暢に話せないことから、国民の間では人気がもうひとつだ。
スペインの国王フアン・カルロス1世は2007年11月、チリで開催されたイベロアメリカ首脳会談で自国の前首相を批判するベネズエラのチャべス大統領に対し「黙れ」と一括して男を上げた。一方、フェリベ皇太子夫婦の危機説が流れている。レティシア妃は離婚暦のある国営放送ニュースキャスターだったこともあって、結婚後もいろいろと噂が絶えない。
オランダの王室は日本の皇室と関係が深い。4年前、皇太子様ご家族がベアトリックス女王のお招きでオランダで静養されたことがある。今年9月はアレキサンダー皇太子が日本を訪問、天皇・皇后両陛下と夕食を共にされた。なお、皇太子ご夫妻は目下、マキシマ皇太子妃の出身国アルゼンチンで休暇を過ごされている。
ノルウェーのホーコン皇太子と2001年8月に結婚したメットマリット妃の場合、シングルマザーで麻薬摂取歴があるだけに、結婚前に批判があったが、不祥事を国民の前に告白したことから国民の間で人気が急上昇した話は有名だ。国民はメットマリット妃を「現代のシンデレラ」と呼んでいる。
いずれにしても、日本の皇室とは異なり、欧州の王室には少々人間臭さが漂っている。ちなみに、欧州の王室に入った皇太子妃はいずれも平民出身で大学を卒業している。一昔前は多くの皇太子妃は高等教育を受ける機会もなく、20歳前に王室入りしていた。