北朝鮮の平壌で先月28日開催された朝鮮労働党代表者会で党中央軍事委員会副委員長などに就任し、党序列で6位に登場した金正日労働党総書記の三男・金正恩氏の動向はここにきて頻繁に朝鮮中央通信社(KCNA)などを通じて報じられている。一方、金正日労働党総書記の長男として一時は後継者の最有力者であった金正男氏は次第に厳しい状況下に置かれている、といった情報が流れてくる。
金正男氏は2001年5月、日本へ密入国し、拘束されて以来、後継者レースから脱落したと受け取られてきたが、それ以後もマカオやモスクワ、パリ、ウィーンなどをかなり自由に旅行してきた。
父親・金総書記が08年の夏、脳卒中で倒れた直後は平壌にも顔を見せたことが判明している。その後もマカオと平壌間を行き来してきた。
ところが、正男氏が日本のTV放送のインタビューの中で北朝鮮の世襲制を間接的ながら批判する一方、自国を「北韓」と呼ぶなど、その言動は北朝鮮の新指導部体制に対し批判的と受け取られているのだ。
北朝鮮の歴史を振り返ると、権力を掌握した人物は政敵を含むライバルを悉く粛清していく。父親の金総書記もそのようにして権力を固めていった。
とすれば、正恩氏は当然、義理の兄、正男氏を近い将来粛清するだろうし、政治に関心がないという実兄、正哲氏も中央政界から追放されるだろう。このように考えるのが歴史に基づいた最も現実的な予測だ。
その意味から、正男氏の立場はいよいよ不安定となっていく、と予想される。正男氏が選択できるシナリオは、中国当局の庇護のもとマカオに定住して静かな生活を送るか、韓国に政治亡命するか、など、かなり限られてくる。もちろん、身の危険もある。実際、過去2度、反正男派の暗殺計画が報じられてきた。昨年6月と04年11月の2回だ。
ところで、金正男氏は金総書記と故成恵琳夫人との間の長男だが、欧州には母親の実姉関係者がいる。その実姉の娘婿が今月10日から16日の1週間、平壌入りしたのだ。
娘婿の平壌入りが正恩氏の後継者公式化の直後だけに、西側情報機関も欧州に戻った娘婿に強い関心を示している。韓国情報機関筋は既に娘婿と接触している。
正恩氏の後継者公式化の第2弾、政敵の追放が始まろうとしている。最大のターゲット・正男氏の動向はいよいよクライマックスを迎えるわけだ。
金正男氏は2001年5月、日本へ密入国し、拘束されて以来、後継者レースから脱落したと受け取られてきたが、それ以後もマカオやモスクワ、パリ、ウィーンなどをかなり自由に旅行してきた。
父親・金総書記が08年の夏、脳卒中で倒れた直後は平壌にも顔を見せたことが判明している。その後もマカオと平壌間を行き来してきた。
ところが、正男氏が日本のTV放送のインタビューの中で北朝鮮の世襲制を間接的ながら批判する一方、自国を「北韓」と呼ぶなど、その言動は北朝鮮の新指導部体制に対し批判的と受け取られているのだ。
北朝鮮の歴史を振り返ると、権力を掌握した人物は政敵を含むライバルを悉く粛清していく。父親の金総書記もそのようにして権力を固めていった。
とすれば、正恩氏は当然、義理の兄、正男氏を近い将来粛清するだろうし、政治に関心がないという実兄、正哲氏も中央政界から追放されるだろう。このように考えるのが歴史に基づいた最も現実的な予測だ。
その意味から、正男氏の立場はいよいよ不安定となっていく、と予想される。正男氏が選択できるシナリオは、中国当局の庇護のもとマカオに定住して静かな生活を送るか、韓国に政治亡命するか、など、かなり限られてくる。もちろん、身の危険もある。実際、過去2度、反正男派の暗殺計画が報じられてきた。昨年6月と04年11月の2回だ。
ところで、金正男氏は金総書記と故成恵琳夫人との間の長男だが、欧州には母親の実姉関係者がいる。その実姉の娘婿が今月10日から16日の1週間、平壌入りしたのだ。
娘婿の平壌入りが正恩氏の後継者公式化の直後だけに、西側情報機関も欧州に戻った娘婿に強い関心を示している。韓国情報機関筋は既に娘婿と接触している。
正恩氏の後継者公式化の第2弾、政敵の追放が始まろうとしている。最大のターゲット・正男氏の動向はいよいよクライマックスを迎えるわけだ。
