ローマ・カトリック教会総本山バチカン法王庁はカトリック教会内の根本主義グループ「天使の業」(ワーク・オブ・エンジェル)の新規約を承認した(バチカンは2008年、「天使の業」を教会の公式団体として再公認している)。
バチカンは2000年、再承認の前提条件として、「天使の業」の教えとその実践から距離を置くことを挙げる一方、「天使の業」の指導部刷新を要求してきた。それを受けて、「天使の業」は昨年、20年ぶりに新しい指導部の選出を行ったばかりだ。ちなみに、バチカン教理省は1992年、「天使の業」の教えを禁止している。
「天使の業」はチロルの一人の女性ガブリエル・ビターリッヒ(1896〜1978年)の個人的啓示から始まる。ビターリッヒは4歳の時から天使を目撃。彼女は「人間はそれぞれ独自の加護天使を持ち、終末の時、天使と悪魔の戦いが展開される」と主張してきた。
「天使の業」は1949年、神父や神学者によってインスブルックで設立された。グループには約100人の神父、約400人の修道女が所属している。平信者の数は不明だ。
「天使の業」はドイツとオーストリアを中心に勢力を伸ばしているが、独ミュンヘン大司教区は今月11日、「天使の業に対する説教、悪魔払いの禁止は今後とも継続する」と主張するなど、教区によっては依然、「天使の業」に対する反発はある。
バチカンは過去、個人的な霊体験に基づく教えには警戒心が強く、「天使の業」や「求道への道」(マドリードの画家フランチェスコ・アルグェロが神に出会って回心、ギターと聖書をもって宣教を開始した)に対しては批判的だった。
しかし、ドイツ出身のローマ法王べネディクト16世が就任して以来、カトリック教会内のセクトと呼ばれてきた根本主義グループ「兄弟ピウス10世会」の4人の司教に対する「破門宣言」が撤回され、ラテン語礼拝が再導入されるなど、教会内で“保守回帰の動き”が顕著となってきた。ダン・ブラウンのベストセラー小説「ダ・ヴィンチ・コード」の中でも登場して有名となった代表的根本主義勢力「オプス・デイ」(ラテン語、神の業)は久しく教会総本山バチカン内で基盤を強固にしている。
バチカン消息筋によれば、「天使の業」の新規約承認もその流れの一環と受け取られている。
バチカンは2000年、再承認の前提条件として、「天使の業」の教えとその実践から距離を置くことを挙げる一方、「天使の業」の指導部刷新を要求してきた。それを受けて、「天使の業」は昨年、20年ぶりに新しい指導部の選出を行ったばかりだ。ちなみに、バチカン教理省は1992年、「天使の業」の教えを禁止している。
「天使の業」はチロルの一人の女性ガブリエル・ビターリッヒ(1896〜1978年)の個人的啓示から始まる。ビターリッヒは4歳の時から天使を目撃。彼女は「人間はそれぞれ独自の加護天使を持ち、終末の時、天使と悪魔の戦いが展開される」と主張してきた。
「天使の業」は1949年、神父や神学者によってインスブルックで設立された。グループには約100人の神父、約400人の修道女が所属している。平信者の数は不明だ。
「天使の業」はドイツとオーストリアを中心に勢力を伸ばしているが、独ミュンヘン大司教区は今月11日、「天使の業に対する説教、悪魔払いの禁止は今後とも継続する」と主張するなど、教区によっては依然、「天使の業」に対する反発はある。
バチカンは過去、個人的な霊体験に基づく教えには警戒心が強く、「天使の業」や「求道への道」(マドリードの画家フランチェスコ・アルグェロが神に出会って回心、ギターと聖書をもって宣教を開始した)に対しては批判的だった。
しかし、ドイツ出身のローマ法王べネディクト16世が就任して以来、カトリック教会内のセクトと呼ばれてきた根本主義グループ「兄弟ピウス10世会」の4人の司教に対する「破門宣言」が撤回され、ラテン語礼拝が再導入されるなど、教会内で“保守回帰の動き”が顕著となってきた。ダン・ブラウンのベストセラー小説「ダ・ヴィンチ・コード」の中でも登場して有名となった代表的根本主義勢力「オプス・デイ」(ラテン語、神の業)は久しく教会総本山バチカン内で基盤を強固にしている。
バチカン消息筋によれば、「天使の業」の新規約承認もその流れの一環と受け取られている。
