音楽の都・ウィーンの市議会選挙(定数100)が10日、実施され、即日開票の結果、ホイプル現市長が率いる与党・社会民主党が過半数の議席を失う一方、極右政党・自由党が前回(2005年)のほぼ倍の得票率を獲得し、大躍進した(約16万人の手紙投票結果がまだ集計されていないため、最終結果は12日以降の予定)。
暫定結果は、戦後からウィーン市議会を牛耳ってきた与党・社会民主党は得票率44・1%で前回の49・1%より約5%の得票率を失った。一方、極右政党・自由党は27・1%と前回より12・2%を上積みした。一方、社民党と自由党の選挙戦の狭間にあって苦戦してきた保守党「国民党」と「緑の党」は13・2%(18・8%)、12・2%(14・6%)で、それぞれ5・5%、2・4%の得票率を失った。
この結果、社民党は48議席に留まり、これまで維持してきた単独過半数(前回55議席)を失う一方、自由党は29議席を得て市議会第2党に飛躍。ちなみに、国民党は13議席、「緑の党」は10議席に留まった。
選挙戦では明確な政策論争はなく、もっぱら過半数維持に腐心する社民党に対し、外国人排斥を訴える自由党との一騎打ちの様相が終始、濃かった。
自由党躍進の背景には、同党が増加する外国人(イスラム系住民)に対する市民の懸念に理解を示し、「オーストリア・ファースト」をアピールする一方、経済危機に直面し、失業への不安を抱える有権者の批判票を巧みに吸収したことが挙げられる。同党は伝統的に社民党支持区の労働者区(10区、11区、21区)でも大きく得票を伸ばした。
同党のシュトラーヒェ党首は選挙戦前、イスラム教の進出を警戒する市民に向けて、「イスラム寺院は過激派の拠点だ」と主張し、ミナレット建設とスカーフ、ブルカの着用の是非、法治国家の容認などイスラム教問題を問う住民投票の実施を要求している(ウィーン市のイスラム教徒は約12万人、市人口の7・8%)。
過半数を失ったホイプル市長は「国民党と緑の党との連立交渉を開始し、遅くとも11月末までには新政権(任期5年)を発足したい」と表明している。なお、社民党は極右政党・自由党との連立を拒否している。
これで今年最大の選挙戦だったウィーン市議会選は終わった。2013年の連邦議会選まで同国では選挙はない。
暫定結果は、戦後からウィーン市議会を牛耳ってきた与党・社会民主党は得票率44・1%で前回の49・1%より約5%の得票率を失った。一方、極右政党・自由党は27・1%と前回より12・2%を上積みした。一方、社民党と自由党の選挙戦の狭間にあって苦戦してきた保守党「国民党」と「緑の党」は13・2%(18・8%)、12・2%(14・6%)で、それぞれ5・5%、2・4%の得票率を失った。
この結果、社民党は48議席に留まり、これまで維持してきた単独過半数(前回55議席)を失う一方、自由党は29議席を得て市議会第2党に飛躍。ちなみに、国民党は13議席、「緑の党」は10議席に留まった。
選挙戦では明確な政策論争はなく、もっぱら過半数維持に腐心する社民党に対し、外国人排斥を訴える自由党との一騎打ちの様相が終始、濃かった。
自由党躍進の背景には、同党が増加する外国人(イスラム系住民)に対する市民の懸念に理解を示し、「オーストリア・ファースト」をアピールする一方、経済危機に直面し、失業への不安を抱える有権者の批判票を巧みに吸収したことが挙げられる。同党は伝統的に社民党支持区の労働者区(10区、11区、21区)でも大きく得票を伸ばした。
同党のシュトラーヒェ党首は選挙戦前、イスラム教の進出を警戒する市民に向けて、「イスラム寺院は過激派の拠点だ」と主張し、ミナレット建設とスカーフ、ブルカの着用の是非、法治国家の容認などイスラム教問題を問う住民投票の実施を要求している(ウィーン市のイスラム教徒は約12万人、市人口の7・8%)。
過半数を失ったホイプル市長は「国民党と緑の党との連立交渉を開始し、遅くとも11月末までには新政権(任期5年)を発足したい」と表明している。なお、社民党は極右政党・自由党との連立を拒否している。
これで今年最大の選挙戦だったウィーン市議会選は終わった。2013年の連邦議会選まで同国では選挙はない。
