国際原子力機関(IAEA)定例理事会は15日午後、イランの核問題を協議したが、「IAEAとの協調が足りない」と指摘されたイランのソルタニエ大使は「天野之弥事務局長が提出した最新の報告書は誤謬が多い。その上、解決済みの問題を再びテーマ化しようとしている」と強く反論した上で、批判の矛先を日本の核の安全問題に向け、「日本はレーザー・遠心分離機技術を保有し、高・低濃縮ウランを大量の保存している。周辺国家にとってその安全が脅かされている」と強く主張し、12月理事会には日本の核の安全問題に関する報告書を提出してほしい」と要求したのだ。
そこでイラン代表団関係者に日本批判の意図などをそれとなく聞いてみた。関係者は、「わが国は決して反日ではない。天野事務局長が報告書の中でわが国を批判したが、理事会でも日本の中根猛大使がわが国を激しく批判したのだ。だから、ソルタニエ大使が反撃しただけだ。先に攻撃したのは日本側だ」と笑いながら語り、「全ての論争は政治ゲームだ。わが国と日本は伝統的に友好関係を築いてきた。わが国としては、日本がこの政治ゲームに関らないことを願っている」と強調した。
その上で、「イランは守勢を強いられていない。わが国には心強いカードがある。それはイスラエルの核問題だ。これまで討議されることすらなかったイスラエルの核問題が年次総会だけではなく、理事会でも議論されるのだ。国際社会はイスラエルの核問題を隠蔽してきた勢力の存在をはっきりと分るだろう。わが国は核拡散防止分野でダブル・スタンダードを許されない」と指摘した。
すなわち、イランは「外交上、打たれ弱い日本」と「イスラエルの核問題」という「2つのカード」を駆使しながら、自国の核査察履行問題を乗り越えていこうとしているわけだ。
先の関係者は「イスラエルの核がNPTとIAEAのセーフガード下に入るならば、わが国もその義務を積極的に果たしていく」と述べ、ここ当分は「2つのカード」を振り回しながら、国際社会のイラン批判に耐え忍ぶつもりだ。
そこでイラン代表団関係者に日本批判の意図などをそれとなく聞いてみた。関係者は、「わが国は決して反日ではない。天野事務局長が報告書の中でわが国を批判したが、理事会でも日本の中根猛大使がわが国を激しく批判したのだ。だから、ソルタニエ大使が反撃しただけだ。先に攻撃したのは日本側だ」と笑いながら語り、「全ての論争は政治ゲームだ。わが国と日本は伝統的に友好関係を築いてきた。わが国としては、日本がこの政治ゲームに関らないことを願っている」と強調した。
その上で、「イランは守勢を強いられていない。わが国には心強いカードがある。それはイスラエルの核問題だ。これまで討議されることすらなかったイスラエルの核問題が年次総会だけではなく、理事会でも議論されるのだ。国際社会はイスラエルの核問題を隠蔽してきた勢力の存在をはっきりと分るだろう。わが国は核拡散防止分野でダブル・スタンダードを許されない」と指摘した。
すなわち、イランは「外交上、打たれ弱い日本」と「イスラエルの核問題」という「2つのカード」を駆使しながら、自国の核査察履行問題を乗り越えていこうとしているわけだ。
先の関係者は「イスラエルの核がNPTとIAEAのセーフガード下に入るならば、わが国もその義務を積極的に果たしていく」と述べ、ここ当分は「2つのカード」を振り回しながら、国際社会のイラン批判に耐え忍ぶつもりだ。
