知人の北朝鮮外交官は笑いながら「君たちジャーナリストたちは正男氏と正銀氏が権力闘争を展開しているという観点からしかみないが、正男氏と正銀氏が手を結んで権力を掌握し、一緒に政権を運営するという選択肢を考えないのかね」という。
金正男氏(39)は金正日労働党総書記と故成恵琳夫人との間の長男だ。一方、正銀氏(27)は金総書記と故高英姫夫人との間の次男で、9月の党代表者会議で後継者としてデビューするものと予想されている。
北朝鮮の歴史を振り返ると、権力を掌握した人物は政敵を含むライバルを悉く粛清していく。金総書記の父親、故金日成主席もそのようにして権力を固めていった。
とすれば、金総書記から後継者として権力を受け取る正銀氏は当然、義理の兄、正男氏を近い将来粛清するだろうし、政治に関心がないという実兄、正哲氏(29)も中央政界から追放されるだろう。このように考えるのが歴史に基づいた最も現実的な予測だ。実際、過去2度、反正男派の金正男氏暗殺計画が報じられたことがある。昨年6月と04年11月の2回だ。
しかし、知人の北外交官は「正男氏と正銀氏が手を結ぶ」可能性を除外すべきではないと強調したのだ。ひょっとしたら、その予測は同外交官の単なる願望に過ぎないのかもしれないが、金総書記が依然、病気から完全に回復せず、同国が昨年11月末に実施したデノミネーション(通貨単位切り下げ)の結果、国内経済は一層混乱し、民心の離反傾向が出てきた時だ。権力を完全に掌握してきた金ファミリーが政権維持の為、一体化することもあり得るかもしれない。
今年6月7日に国防委員会副委員長に任命された張成沢氏は久しく正男氏の後見人とみられたが、現在は正銀氏の擁護者と受け取られている。キングメーカーの張氏の夫人は金総書記の実妹・敬姫だ。すなわち、北の現在の権力構図は以前より一層、金ファミリー色が強いのだ。
先の知人は「正男氏は自由にマカオと平壌間を行き来している。正男氏の行動範囲が制限された兆候はみられない。唯一、過去1年間、変化といえば、正男氏が欧州まで足を伸ばしていないことだ」と説明した。
金正男氏(39)は金正日労働党総書記と故成恵琳夫人との間の長男だ。一方、正銀氏(27)は金総書記と故高英姫夫人との間の次男で、9月の党代表者会議で後継者としてデビューするものと予想されている。
北朝鮮の歴史を振り返ると、権力を掌握した人物は政敵を含むライバルを悉く粛清していく。金総書記の父親、故金日成主席もそのようにして権力を固めていった。
とすれば、金総書記から後継者として権力を受け取る正銀氏は当然、義理の兄、正男氏を近い将来粛清するだろうし、政治に関心がないという実兄、正哲氏(29)も中央政界から追放されるだろう。このように考えるのが歴史に基づいた最も現実的な予測だ。実際、過去2度、反正男派の金正男氏暗殺計画が報じられたことがある。昨年6月と04年11月の2回だ。
しかし、知人の北外交官は「正男氏と正銀氏が手を結ぶ」可能性を除外すべきではないと強調したのだ。ひょっとしたら、その予測は同外交官の単なる願望に過ぎないのかもしれないが、金総書記が依然、病気から完全に回復せず、同国が昨年11月末に実施したデノミネーション(通貨単位切り下げ)の結果、国内経済は一層混乱し、民心の離反傾向が出てきた時だ。権力を完全に掌握してきた金ファミリーが政権維持の為、一体化することもあり得るかもしれない。
今年6月7日に国防委員会副委員長に任命された張成沢氏は久しく正男氏の後見人とみられたが、現在は正銀氏の擁護者と受け取られている。キングメーカーの張氏の夫人は金総書記の実妹・敬姫だ。すなわち、北の現在の権力構図は以前より一層、金ファミリー色が強いのだ。
先の知人は「正男氏は自由にマカオと平壌間を行き来している。正男氏の行動範囲が制限された兆候はみられない。唯一、過去1年間、変化といえば、正男氏が欧州まで足を伸ばしていないことだ」と説明した。
