中国河北省保定のカトリック地下教会のフランシス・アンシュシン(Francesco An Shuxin)補佐司教(60)がこのほど中国共産党政権の官製聖職者組織「愛国会」に所属したことが明らかになり、同国の地下教会の聖職者や信者たちに大きな失望を与えているという。
同補佐司教は地下教会時代、中国当局に拘束され、10年間収容者生活をしてきた聖職者だ(2006年7月に釈放された)。
中国共産党政権はローマのバチカン法王庁の影響を排除する目的で愛国会を設立した。愛国会創設50年を迎えた昨年12月、北京の天安門広場の民族大講堂で記念集会が開かれたが、そこで共産党中央委員会の杜青林委員は、カトリック愛国会の政府への忠誠を評価する一方、「バチカンは中国の内政に干渉すべきではない」と警告を発した。
それに対し、ローマ法王べネディクト16世は法王就任後、中国との外交関係樹立を実現するため積極的な外交交渉を水面下で行ってきた。一昨年6月30日には、書簡「中国人への手紙」を発表し、そこで、?中国共産党独裁政権下で弾圧を受けている地下教会の聖職者、信者へ熱いメッセージを送り、?北京政権に対しては「信仰の自由」の保証、特にバチカンの聖職者任命権の尊重を要求している。
その一方、べネディクト16世はここ数年、愛国会が任命した司教を公認するなど、中国側に譲歩する姿勢をとってきた。そのためか、今回の聖職者の転身についても、「バチカン側の要請に応じたものに過ぎない」という情報が流れているほどだ。
ちなみに、愛国会に転身した司教自身は「自分の管轄区の信者たちを支援するために愛国会に所属した」と述べ、「バチカンからはこれまで圧力はない」と主張している。
なお、中国カトリック愛国会は過去50年間で170人の司教を独自に任命したが、バチカンは後日、その多くを追認している。
同補佐司教は地下教会時代、中国当局に拘束され、10年間収容者生活をしてきた聖職者だ(2006年7月に釈放された)。
中国共産党政権はローマのバチカン法王庁の影響を排除する目的で愛国会を設立した。愛国会創設50年を迎えた昨年12月、北京の天安門広場の民族大講堂で記念集会が開かれたが、そこで共産党中央委員会の杜青林委員は、カトリック愛国会の政府への忠誠を評価する一方、「バチカンは中国の内政に干渉すべきではない」と警告を発した。
それに対し、ローマ法王べネディクト16世は法王就任後、中国との外交関係樹立を実現するため積極的な外交交渉を水面下で行ってきた。一昨年6月30日には、書簡「中国人への手紙」を発表し、そこで、?中国共産党独裁政権下で弾圧を受けている地下教会の聖職者、信者へ熱いメッセージを送り、?北京政権に対しては「信仰の自由」の保証、特にバチカンの聖職者任命権の尊重を要求している。
その一方、べネディクト16世はここ数年、愛国会が任命した司教を公認するなど、中国側に譲歩する姿勢をとってきた。そのためか、今回の聖職者の転身についても、「バチカン側の要請に応じたものに過ぎない」という情報が流れているほどだ。
ちなみに、愛国会に転身した司教自身は「自分の管轄区の信者たちを支援するために愛国会に所属した」と述べ、「バチカンからはこれまで圧力はない」と主張している。
なお、中国カトリック愛国会は過去50年間で170人の司教を独自に任命したが、バチカンは後日、その多くを追認している。
