バチカン放送(独語版)のHPを開けた時、「ローマ法王が元ハッカーを招く」という小さな記事が目に入った。
米司法省が8日、コンピューターシステムに不正アクセスして現金自動受払機(ATM)から巨額の金を引き出した8人のハッカーたちを起訴したというニュースが流れたばかりだ。どうしてべネディクト16世がハッカーを招くのだろうか、と一瞬、戸惑った。
ハッカーというと、コンピュター技術や知識に長けた者がそれを不正に利用して、さまざまな情報操作をする、といった印象がある(厳密にいうと、それはハッカーではなく、クラッカーという)。いずれにしても、いい印象はなかった。
その元ハッカーを世界に約11億人の信者を有する世界最大キリスト教派、ローマ・カトリック教会最高指導者のローマ法王がどうしてバチカン法王庁に招く必要があるのか、と考えたからだ。
プロテスタント系キリスト教会の進出で信者離れが深刻な南米カトリック教会の対策として、カトリック教会からプロテスタント教会に改宗した元信者たちのメール・アドレスやその関連情報を入手するために、ハッカーを雇用しようというのだろうか。
そこでオーストリアのカトリック通信社(カトプレス)のHPでもう一度、ハッカー関連記事を探し、読んでみた。すると、ローマ法王がスイス出身の元ハッカーを招く目的は、欧州司教会議評議会(CCEE)のメディア担当委員会主催で開催中の「インターネット文化と教会コミュニケーション」(今月12日〜15日)で、コンピューター世界のさまざまな問題について講演してもらうことにあるという。決して、南米教会の信者関連の情報収集ではなかったのだ(バチカン放送の記事タイトルは誤解を与える)。
集会には元ハッカーだけではない。Facebook、YouTube、Wikipediaの代表者ら総数約100人が参加しているという。
なお、バチカンとニュー・メディアについては、「『神』とニュー・メディア」(2007年10月30日)で紹介済みだから、時間があれば再読してほしい。
米司法省が8日、コンピューターシステムに不正アクセスして現金自動受払機(ATM)から巨額の金を引き出した8人のハッカーたちを起訴したというニュースが流れたばかりだ。どうしてべネディクト16世がハッカーを招くのだろうか、と一瞬、戸惑った。
ハッカーというと、コンピュター技術や知識に長けた者がそれを不正に利用して、さまざまな情報操作をする、といった印象がある(厳密にいうと、それはハッカーではなく、クラッカーという)。いずれにしても、いい印象はなかった。
その元ハッカーを世界に約11億人の信者を有する世界最大キリスト教派、ローマ・カトリック教会最高指導者のローマ法王がどうしてバチカン法王庁に招く必要があるのか、と考えたからだ。
プロテスタント系キリスト教会の進出で信者離れが深刻な南米カトリック教会の対策として、カトリック教会からプロテスタント教会に改宗した元信者たちのメール・アドレスやその関連情報を入手するために、ハッカーを雇用しようというのだろうか。
そこでオーストリアのカトリック通信社(カトプレス)のHPでもう一度、ハッカー関連記事を探し、読んでみた。すると、ローマ法王がスイス出身の元ハッカーを招く目的は、欧州司教会議評議会(CCEE)のメディア担当委員会主催で開催中の「インターネット文化と教会コミュニケーション」(今月12日〜15日)で、コンピューター世界のさまざまな問題について講演してもらうことにあるという。決して、南米教会の信者関連の情報収集ではなかったのだ(バチカン放送の記事タイトルは誤解を与える)。
集会には元ハッカーだけではない。Facebook、YouTube、Wikipediaの代表者ら総数約100人が参加しているという。
なお、バチカンとニュー・メディアについては、「『神』とニュー・メディア」(2007年10月30日)で紹介済みだから、時間があれば再読してほしい。
