韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)号」は25日、同国南部・全羅南道の羅老宇宙センターから打ち上げられたが、ロケットから分離した衛星が予定の目標軌道から外れ、失敗に終わった。
韓国の代表紙中央日報は同日、発射後のロケットの動きを詳細に報じたが、韓国時間午後6時15分ごろ。「羅老は目標軌道進入に失敗」と流した。今後は衛星が正確に分離されず、軌道に進入できなかった原因の解明が課題となる。
ところで、韓国初の人工衛星の打ち上げ失敗は案外、一回目の試みで成功するよりいいかもしれない。決して慰めの言葉でも、もちろん皮肉でもない。本当にそのように考えている。
先ず、第1回の打ち上げで成功していたならが、韓国は「世界10番目の人工衛星打ち上げ国」ということで、政府も国民もハイ状況に陥る危険性があったが、失敗したことで、自国の実力を冷静に謙虚に見つめ直す機会となるからだ。
繰り返すが、1回目の打ち上げ失敗は恥でも何でもない。日本を含むどの国でも経験していることだ。失敗を5回、6回と繰り返したならば、少し恥ずかしいが、今回は1回目だ。飛躍の機会として甘受できる範囲の失敗だ。
その上、南北両国が交流再開の機会を模索している時だ。韓国が1回目の試みで成功していたならば、必ずや同胞民族の北朝鮮から激しい批判を受けていただろう。すなわち、「わが国が人工衛星打ち上げに成功した時、国際社会は激しくわが国を批判したが、韓国が同じようにロケットを発射させても批判せず、称賛すらしている。これは明らかにダブル・スタンダートだ」といった言いがかりだ。
幸い、1回目の試みが失敗した事で、北側もソウルを批判できない。その上、ハイになってわれを忘れがちな韓国国民も少しは冷静になれる。
読者の皆さんも韓国の人工衛星打ち上げが1回目の試みで成功していた時のことを想像して欲しい。韓国の民族主義は高揚し、社会はますます喧騒となり、北からはジェラシーを含んだ根拠のない批判が連日、流れてきただろう。今回の失敗は神からの贈物だ。
韓国の代表紙中央日報は同日、発射後のロケットの動きを詳細に報じたが、韓国時間午後6時15分ごろ。「羅老は目標軌道進入に失敗」と流した。今後は衛星が正確に分離されず、軌道に進入できなかった原因の解明が課題となる。
ところで、韓国初の人工衛星の打ち上げ失敗は案外、一回目の試みで成功するよりいいかもしれない。決して慰めの言葉でも、もちろん皮肉でもない。本当にそのように考えている。
先ず、第1回の打ち上げで成功していたならが、韓国は「世界10番目の人工衛星打ち上げ国」ということで、政府も国民もハイ状況に陥る危険性があったが、失敗したことで、自国の実力を冷静に謙虚に見つめ直す機会となるからだ。
繰り返すが、1回目の打ち上げ失敗は恥でも何でもない。日本を含むどの国でも経験していることだ。失敗を5回、6回と繰り返したならば、少し恥ずかしいが、今回は1回目だ。飛躍の機会として甘受できる範囲の失敗だ。
その上、南北両国が交流再開の機会を模索している時だ。韓国が1回目の試みで成功していたならば、必ずや同胞民族の北朝鮮から激しい批判を受けていただろう。すなわち、「わが国が人工衛星打ち上げに成功した時、国際社会は激しくわが国を批判したが、韓国が同じようにロケットを発射させても批判せず、称賛すらしている。これは明らかにダブル・スタンダートだ」といった言いがかりだ。
幸い、1回目の試みが失敗した事で、北側もソウルを批判できない。その上、ハイになってわれを忘れがちな韓国国民も少しは冷静になれる。
読者の皆さんも韓国の人工衛星打ち上げが1回目の試みで成功していた時のことを想像して欲しい。韓国の民族主義は高揚し、社会はますます喧騒となり、北からはジェラシーを含んだ根拠のない批判が連日、流れてきただろう。今回の失敗は神からの贈物だ。
