当方が今年入って気になる2本の記事がある。朝日新聞が先月16日にトップで報道した「正雲氏極秘訪中」記事と、総額1340億ドル(約12兆8900億円)相当の巨額な米国債を無申告で国外に持ち出そうとしていた2人の邦人がイタリアで拘束されたという事件に関連した記事だ。
その2本の記事の続報が報じられたとは聞かない。当方は「その後」を知りたくて東京の知人にメールで聞いてみた。ひょとしたら、週刊誌か他のメディアが後続記事を掲載しているかもしれないと考えたからだ。その答えは、上記の2本の記事に関する限り、続報記事や「訂正」記事が出ていないという。
中国外務省は朝日新聞の金正雲氏極秘訪中記事内容に対し、公式に「そのような事実はない」と否定したが、朝日側はそれに対し何も反応していない。だから、同紙の読者は今でもひょとしたら「正雲氏は訪中し、後継者としての認知を中国側から得た」と信じているのではないか、と他人事ながら心配になる。誤報ならば、最低、読者に対し謝罪すべきだろう。
朝日側は、英国の大手フィナンシャル・タイムズが数日後、類似した記事内容を報じたことで、心強く思っているのかもしれないが、記事内容の真偽はもちろん、英紙が決定するものではない。当事国の中国当局が公式に数回、否定したのだ。それでも朝日は正雲氏の訪中を信じているのか。
「ニセ米国債事件」も少々、不可解だ。一時拘束された2人の日本人の身元は旅券を通じて分っているが、日本の公安側は巨額のニセ米国債を所持していた日本人の身元を公表していない。ヤクザ関係者か、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)関係者か、よど号関係者か、それとも精神異常者の犯行か。少し調査すれば、判るはずだ。公安側は身元を公表できない事情でもあるのか、と勘ぐりたくなるというものだ。
米国当局は巨額な米国債が「ニセ」と鑑定したが、「どこで印刷されたか」に関する情報をこれまで公表していないのも不思議だ。
その2本の記事の続報が報じられたとは聞かない。当方は「その後」を知りたくて東京の知人にメールで聞いてみた。ひょとしたら、週刊誌か他のメディアが後続記事を掲載しているかもしれないと考えたからだ。その答えは、上記の2本の記事に関する限り、続報記事や「訂正」記事が出ていないという。
中国外務省は朝日新聞の金正雲氏極秘訪中記事内容に対し、公式に「そのような事実はない」と否定したが、朝日側はそれに対し何も反応していない。だから、同紙の読者は今でもひょとしたら「正雲氏は訪中し、後継者としての認知を中国側から得た」と信じているのではないか、と他人事ながら心配になる。誤報ならば、最低、読者に対し謝罪すべきだろう。
朝日側は、英国の大手フィナンシャル・タイムズが数日後、類似した記事内容を報じたことで、心強く思っているのかもしれないが、記事内容の真偽はもちろん、英紙が決定するものではない。当事国の中国当局が公式に数回、否定したのだ。それでも朝日は正雲氏の訪中を信じているのか。
「ニセ米国債事件」も少々、不可解だ。一時拘束された2人の日本人の身元は旅券を通じて分っているが、日本の公安側は巨額のニセ米国債を所持していた日本人の身元を公表していない。ヤクザ関係者か、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)関係者か、よど号関係者か、それとも精神異常者の犯行か。少し調査すれば、判るはずだ。公安側は身元を公表できない事情でもあるのか、と勘ぐりたくなるというものだ。
米国当局は巨額な米国債が「ニセ」と鑑定したが、「どこで印刷されたか」に関する情報をこれまで公表していないのも不思議だ。