聞いてみるべきものだ・・・そんな感慨を体験した。
 当方は先日、オーストリア内務省連邦犯罪局(Bundeskriminalamt)の知人を訪問した。音楽の都ウィーン市の犯罪統計について聞きたいことがあったからだ。
 知人が作ってくれたコーヒーを飲みながら、ウィーン市の昨年度犯罪件数、犯罪別統計などを聞いた。
 知人は「ウィーン市では身体・生命に係わる犯罪が増加する一方、財産犯罪は減少傾向にあった。ただし、今年に入り、後者も増加傾向が見えてきた」という。犯罪発生率から判断すれば、ウィーン市は依然、欧州の都市の中では「安全な都市」に入る。例えば、殺人事件は家族・友人の間で発生するが、市民が見知らぬ人物に路上で襲撃される、といった類の殺人事件は皆無に近い。
 ところで、話が自然と「駐オーストリアの北朝鮮人犯罪」になった。知人はコンピューターのデーターを見ながら、「北朝鮮国籍者の犯罪件数は2007年度は3件、昨年度は9件だ。前年度比で200%の急増を意味する」という。
 ビックリした。書き出しの「聞いてみるべきものだ」という感慨はその時、感じたものだ。
 「罪種別に教えてくれないか」と聞くと、「詳細なデーターは今すぐには分らない。来週まで待って欲しい」という。知人はその時までに犯罪別情報を調べておく、と約束してくれた。
 ちなみに、これまたビックリしたが、駐オーストリアの日本人が起こした犯罪件数は2007年度は7件、08年度は10件で前年度比で42%増だった。犯罪発生率では日本人が圧倒的に低いが、犯罪総件数では北朝鮮国籍者のそれより1件、多いのだ。威張っていられない。