今月26日から2日間、開催された次期事務局長を選出する国際原子力機関(IAEA)特別理事会では、5回の秘密投票が実施されたが、その結果を素早く入手していた記者がいた。どうして投票結果を会議室の外にいながら入手できるのかと不審に思い、当方はその記者の動きを観察した。
投票が終わる頃になると、その記者は頻繁に携帯電話を覗く。ここまで説明すれば、賢明な読者ならばもうお分かりだろう。その通りだ。その記者は知人の理事国外交官から携帯メール(SMS)を受け取っていたのだ。投票結果が出ると、会議室の外交官は外で待っている記者に携帯メールを送っていたのだ。
参考までに説明すると、IAEAの理事会は非公開会議だ。そのため、理事会を取材するメディアは通常、会議後や休憩時に出てきた外交官に会議の様子を聞く。記者会見が予定されていない場合、外交官からの情報は生命線となる。
それが携帯メールの登場で従来の取材方式に変革がもたらされてきたのだ。是非は別として、時代が提供した新しい取材方法、といってもいいかもしれない。
会議室から届いた携帯メールを紹介しておく。在ウィーン国際機関日本代表部の天野之弥大使と駐IAEAの南アフリカ代表のミンティ氏との間の投票で、天野大使が獲得した票は21票、20票、20票、23票、22票だ(5回目の信任投票では1票が棄権)。IAEA広報部が投票結果を公表する頃には、大多数の記者たちは投票結果を書いた記事を既に送信済みだったはずだ。携帯メールの威力だ。
いずれにしても、携帯メールの活用でコンフィデンシャルの保持が益々難しくなるだろう。IAEA事務局が携帯メール対策に乗り出すかもしれない。当方もグズグズしておれない。携帯メールを送信してくれる信頼の置ける外交官を探さなければならない。
投票が終わる頃になると、その記者は頻繁に携帯電話を覗く。ここまで説明すれば、賢明な読者ならばもうお分かりだろう。その通りだ。その記者は知人の理事国外交官から携帯メール(SMS)を受け取っていたのだ。投票結果が出ると、会議室の外交官は外で待っている記者に携帯メールを送っていたのだ。
参考までに説明すると、IAEAの理事会は非公開会議だ。そのため、理事会を取材するメディアは通常、会議後や休憩時に出てきた外交官に会議の様子を聞く。記者会見が予定されていない場合、外交官からの情報は生命線となる。
それが携帯メールの登場で従来の取材方式に変革がもたらされてきたのだ。是非は別として、時代が提供した新しい取材方法、といってもいいかもしれない。
会議室から届いた携帯メールを紹介しておく。在ウィーン国際機関日本代表部の天野之弥大使と駐IAEAの南アフリカ代表のミンティ氏との間の投票で、天野大使が獲得した票は21票、20票、20票、23票、22票だ(5回目の信任投票では1票が棄権)。IAEA広報部が投票結果を公表する頃には、大多数の記者たちは投票結果を書いた記事を既に送信済みだったはずだ。携帯メールの威力だ。
いずれにしても、携帯メールの活用でコンフィデンシャルの保持が益々難しくなるだろう。IAEA事務局が携帯メール対策に乗り出すかもしれない。当方もグズグズしておれない。携帯メールを送信してくれる信頼の置ける外交官を探さなければならない。
