オーストリアでイスラム教を教える宗教教師(調査対象210人)の22%が「イスラム教の教えと民主主義は一致しない」として、民主主義を拒否している調査結果が明らかになった。すなわち、イスラム教教師の5人に1人は民主主義の法治体制を否定。その割合は教師の年齢が高くなるのにつれて増えるという。
同調査結果は1人の宗教教育学者のドクター論文として公表されたものだが、同国のシュミード文相は同内容が明らかになるとイスラム教の宗教教師の選出を担当する同国イスラム教信仰共同体に詳細な活動報告を提出するように要請したという。
一連のニュースを読んで、「宗教の教え」が民主主義と完全に一致すると考えること自体が宗教を知らない者の考えではないか、という印象をもった。「神の教え」と「この世の教え・規律」が完全に同一ならば、宗教の存在理由はなくなる。
ローマ法王べネディクト16世は機会あることに、価値の相対主義を戒め、神の教えの絶対的信仰を信者に求めている。実際、カトリック教会にもキリスト教の教義を絶対視するキリスト教根本主義グループが存在する。
宗教者は正しいと信じる教えに絶対的に従うのが正当な道と考えるならば、イスラム教の教学者の22%が「イスラムの教えと民主主義は一致しない」と信仰告白をしたとしても、特別、驚くには値しないわけだ。現実の民主主義世界をみても分るように、民主主義には改善すべき多くの問題が山積しているからだ。
問題は、宗教者(教学者)がその自身の絶対的信仰を他者に“強要”する時に生じるのであって、絶対的信仰が問題を引き起こすのではないはずだ。
同調査結果は1人の宗教教育学者のドクター論文として公表されたものだが、同国のシュミード文相は同内容が明らかになるとイスラム教の宗教教師の選出を担当する同国イスラム教信仰共同体に詳細な活動報告を提出するように要請したという。
一連のニュースを読んで、「宗教の教え」が民主主義と完全に一致すると考えること自体が宗教を知らない者の考えではないか、という印象をもった。「神の教え」と「この世の教え・規律」が完全に同一ならば、宗教の存在理由はなくなる。
ローマ法王べネディクト16世は機会あることに、価値の相対主義を戒め、神の教えの絶対的信仰を信者に求めている。実際、カトリック教会にもキリスト教の教義を絶対視するキリスト教根本主義グループが存在する。
宗教者は正しいと信じる教えに絶対的に従うのが正当な道と考えるならば、イスラム教の教学者の22%が「イスラムの教えと民主主義は一致しない」と信仰告白をしたとしても、特別、驚くには値しないわけだ。現実の民主主義世界をみても分るように、民主主義には改善すべき多くの問題が山積しているからだ。
問題は、宗教者(教学者)がその自身の絶対的信仰を他者に“強要”する時に生じるのであって、絶対的信仰が問題を引き起こすのではないはずだ。
