2008年最後のコラムとなる31日用のテーマを考えていた矢先、パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍の空爆が始まり、29日現在で死者数は300人以上というニュースが届いた。国連記者室には多数のアラブ系記者がいることもあって、中東の情勢が刻々と当方の耳にも届く。アラブ系記者たちの怒りの声が記者室を占領する。
レバノン出身のアオン記者は「イスラエル軍の虐殺だ。明らかに犯罪行為だ」と激しく怒る。同記者は「イスラエル側はハマスがミサイル攻撃を停止しなかったからと弁明しているが、ハマスのロケット弾の射程距離はせいぜい15キロだ。これまで死者も出ていない、イスラエルの空軍、戦車と比較できるものではない」と弁明する。
パレスチナ出身記者は「われわれはイスラエルに生存権を奪われている。十分な食糧、医療のないガザ地域でイスラエル軍に包囲されているのだ。ハマスがイスラエルにロケット弾を撃つのは、パレスチナ民族の威厳を守る自衛行為だ」と主張する。
国連記者室で先月、パレスチナ民族評議会(PNC)議員で著名な作家のファイサル・ホウラニ氏と話した時、同氏は「パレスチナ問題はわれわれが始めたものではない。イスラエルが武力で突きつけてきた問題だ」と指摘していたことを思い出した。
イラク出身の中東問題専門家、ベアティ氏は「紛争の長期化はイスラエルにとって得策ではないが、国内にイスラム過激派を抱えるアラブ諸国の為政者にとっても好ましくない。イスラエル批判が無政策の自国の為政者への怒りとなって拡大する恐れが出てくるからだ。特に、エジプトとサウジアラビアの両国為政者たちがアラブ諸国の批判の的となる危険性が高い」と分析する。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の共通の聖地エルサレムから遠くないパレスチナのガザ地区で多数の血が流されている。しかし、これが初めてではない。やりきれない繰り返しに和平への気力が萎えてくることもあるが、国際社会は目を閉じるわけにはいかない。
レバノン出身のアオン記者は「イスラエル軍の虐殺だ。明らかに犯罪行為だ」と激しく怒る。同記者は「イスラエル側はハマスがミサイル攻撃を停止しなかったからと弁明しているが、ハマスのロケット弾の射程距離はせいぜい15キロだ。これまで死者も出ていない、イスラエルの空軍、戦車と比較できるものではない」と弁明する。
パレスチナ出身記者は「われわれはイスラエルに生存権を奪われている。十分な食糧、医療のないガザ地域でイスラエル軍に包囲されているのだ。ハマスがイスラエルにロケット弾を撃つのは、パレスチナ民族の威厳を守る自衛行為だ」と主張する。
国連記者室で先月、パレスチナ民族評議会(PNC)議員で著名な作家のファイサル・ホウラニ氏と話した時、同氏は「パレスチナ問題はわれわれが始めたものではない。イスラエルが武力で突きつけてきた問題だ」と指摘していたことを思い出した。
イラク出身の中東問題専門家、ベアティ氏は「紛争の長期化はイスラエルにとって得策ではないが、国内にイスラム過激派を抱えるアラブ諸国の為政者にとっても好ましくない。イスラエル批判が無政策の自国の為政者への怒りとなって拡大する恐れが出てくるからだ。特に、エジプトとサウジアラビアの両国為政者たちがアラブ諸国の批判の的となる危険性が高い」と分析する。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の共通の聖地エルサレムから遠くないパレスチナのガザ地区で多数の血が流されている。しかし、これが初めてではない。やりきれない繰り返しに和平への気力が萎えてくることもあるが、国際社会は目を閉じるわけにはいかない。
