10日間、お休みして、28日に再登場しますとお知らせしましたが、再開を少し速めて、きょうから掲載を開始します。

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 ウィーン世界郵便切手展示会(WIPA2008)は18日から21日まで4日間の日程で市内の国際会議場で開催された。金正日労働党総書記の健康悪化説が流れる北朝鮮から同国郵便切手製造会社がWIPAに参加、同国製切手を出品し、注目された。
 国際会議場2階にある北朝鮮の展示スタンドには欧州の切手収集家たちが訪れ、同国製切手を購入する風景が見られたほどだ。同展示責任者のソン・ハン氏は「自分たちは平壌から来たのではなく、モスクワの北朝鮮切手会社から派遣された。客の入りはまあまあだ」と説明しながら、欧州の切手マニアの質問に快く応答していた。
 WIPA2008には世界から約430の出品者が参加していたが、北朝鮮製切手は切手マニアの間では高く評価されており、同国製切手は貴重な輸出品となっているという。なお、今月9日は同国建国60周年を祝賀したが、同60周年記念切手は既に売り切れたという。
 金総書記の健康悪化説に伴う国内情勢の動揺が予測されている中、北朝鮮は欧州開催の国際展示会に参加することで、国内情勢の安定を対外的にアピールした格好だ。
 客がいなくなった時を狙って、ソン氏に金総書記の健康悪化説について単刀直入、質問した。
「金総書記の健康悪化報道を知っているか」
「金総書記の健康問題が国内で報道されたとは聞かないから、大多数の国民はそのような情報を知らないだろう。しかし、海外で勤務する同胞はそのような情報を聞いているが、誰一人として信じていない。何時もの噂だと受け取っているだけだ」
「今回はかなり信頼性のある情報と見られているが」
「人間はある一定の年齢になれば、どこかが悪くなるものだ。金総書記も例外ではないだろう。だから、総書記が本当にどこかが悪いのならば、回復されることを祈願するだけだ」