米民主党の大統領候補オバマ上院議員は23日、11月の本選挙で組む副大統領候補にジョゼフ・バイデン氏を選出した。バイデン氏は上院外交委員長であり、外交の専門家として知られている。
多くのメディアはバイデン氏の選出について、「オバマ氏は外交畑の経験不足を払拭する狙いがある」と報じたが、宗教的な観点からみるならば、バイデン氏(65)は労働者階級出身のカトリック教徒である一方、オバマ氏はプロテスタント派教会出身だ(オバマ氏は、師として仰いできたライト牧師の白人冒涜発言に困惑し、同師との距離を置くなど、宗教色をここにきて意図的に薄めてきている)。その意味で、オバマ氏とバイデン氏の組み合わせは新旧両キリスト教徒の組み合わせということになる。ちなみに、米政界では伝統的に新教派出身が強く、カトリック出身で大統領となったのはジョン・F・ケネディだけだ。
さて、バチカン放送によると、米国の著名な神学者ジョージ・ヴァィゲル氏は「11月の大統領選ではカトリック票が大きな役割を果たす事が予想される。神学的、哲学的、道徳的に真摯にものを考えるカトリック教徒にとって、オバマ氏は支持できる候補者ではない。なぜならば、同氏は中絶、男女平等問題、受精卵を崩して作るヒト胚性幹細胞(ES細胞)問題などで余りにもリベラルな見解の持ち主だからだ」という。
バイデン氏の副大統領候補選出を通じて、オバマ氏が自身のリベラルなイメージを緩和し、カトリック系有権者の票を少しでも獲得できると考えたとすれば、非現実的だろう。むしろ、米有権者は民主党正副大統領候補の異なる宗教信条に戸惑いを感じるのではないだろうか。
ブッシュ米大統領は2005年1月、2期目の大統領就任式直前、ワシントン・タイムズとのインタビューに応じ、「神との関係なしでは、大統領の役職に耐えることはできない」と答えている。歴代最も宗教的な大統領の発言らしいが、程度の差こそあれ、米大統領は信仰を重視してきた歴史がある。そして、是非は別として、信仰は絶対的な価値観に基づくものだ。「ああでも、こうでも考えられる」といった人気取りからは程遠い世界だ。バイデン氏を副大統領候補に選出することで、オバマ氏は自身のリベラルな宗教観を図らずも暴露したことになるのではないか。
多くのメディアはバイデン氏の選出について、「オバマ氏は外交畑の経験不足を払拭する狙いがある」と報じたが、宗教的な観点からみるならば、バイデン氏(65)は労働者階級出身のカトリック教徒である一方、オバマ氏はプロテスタント派教会出身だ(オバマ氏は、師として仰いできたライト牧師の白人冒涜発言に困惑し、同師との距離を置くなど、宗教色をここにきて意図的に薄めてきている)。その意味で、オバマ氏とバイデン氏の組み合わせは新旧両キリスト教徒の組み合わせということになる。ちなみに、米政界では伝統的に新教派出身が強く、カトリック出身で大統領となったのはジョン・F・ケネディだけだ。
さて、バチカン放送によると、米国の著名な神学者ジョージ・ヴァィゲル氏は「11月の大統領選ではカトリック票が大きな役割を果たす事が予想される。神学的、哲学的、道徳的に真摯にものを考えるカトリック教徒にとって、オバマ氏は支持できる候補者ではない。なぜならば、同氏は中絶、男女平等問題、受精卵を崩して作るヒト胚性幹細胞(ES細胞)問題などで余りにもリベラルな見解の持ち主だからだ」という。
バイデン氏の副大統領候補選出を通じて、オバマ氏が自身のリベラルなイメージを緩和し、カトリック系有権者の票を少しでも獲得できると考えたとすれば、非現実的だろう。むしろ、米有権者は民主党正副大統領候補の異なる宗教信条に戸惑いを感じるのではないだろうか。
ブッシュ米大統領は2005年1月、2期目の大統領就任式直前、ワシントン・タイムズとのインタビューに応じ、「神との関係なしでは、大統領の役職に耐えることはできない」と答えている。歴代最も宗教的な大統領の発言らしいが、程度の差こそあれ、米大統領は信仰を重視してきた歴史がある。そして、是非は別として、信仰は絶対的な価値観に基づくものだ。「ああでも、こうでも考えられる」といった人気取りからは程遠い世界だ。バイデン氏を副大統領候補に選出することで、オバマ氏は自身のリベラルな宗教観を図らずも暴露したことになるのではないか。
