北京夏季五輪大会が閉幕した。称賛と批判が混ざった大会だったが、大きな不祥事が生じることなく終わったことは幸いだった。
ところで、一つの大会が終われば、その成果が問われるものだ。
そこで、アルプスの小国オーストリアの「北京大会の成果」を振り返ってみる。まず、メダル数だ。今回は男子柔道60キロ級でパイシャー選手が銀メダルを獲得したのが最高で、あとは女子水泳平泳ぎと女子カヌーで銅メダルを手に入れた。メダルが期待された他の女子柔道、男子水泳、卓球は残念ながら4位が最高でメダルには届かなかった。
オーストリアにとっては銀1個、銅2個は、前回のアテネ大会の金2個、銀4個、銅1個と比較すればかなり見劣りするが、1996年のアトランタ大会と同様の結果であり、極端に悪かった大会ではない。それでも国民の失望は大きかった。
ちなみに、オーストリアは1896年の夏季五輪大会から今回の北京大会までに金20個、銀33個、銅36個、合計89個のメダルを獲得している。最高の結果を出した大会は、1936年のベルリン大会で金4個、銀6個、銅3個の総数13個のメダルを獲得した。
ところで、同国ではいま、「オーストリア選手が北京大会で成果を出せなかった原因」について、さまざまな議論が聞かれる。最も聞かれる意見は、「スポーツ選手への経済的支援が十分ではない」というものだ(政府のスポーツ支援金は約1億ユーロ)。
例えば、オーストリアの重量挙げ選手がドイツに国籍を変え、ドイツ人として今回、金メダルを獲得したことが話題となった。重量挙げ男子105キロ超級の金メダリスト、マティアス・シュタイナー選手は「オーストリアの重量挙げ協会に留まっていたならば、自分はメダルを取る事はできなかっただろう」と述べ、ドイツ重量挙げ協会の支援に感謝を表明する一方、オーストリア重量挙げ協会の無策を間接的に批判している、といった具合だ。また、今回女史平泳ぎ100メートルで銅メダルを取ったユキチ選手は普段、練習用プールがないので、市民用公営プールで練習するといった有様だ。
ウインター・スポーツのメッカ・オーストリアに夏季五輪大会の活躍を期待すること自体、少々酷なことかもしれないが、スキー競技に投資するだけの情熱があれば、夏季スポーツでももう少しやれるのではないか、と思うのは当方だけではないだろう。
ところで、一つの大会が終われば、その成果が問われるものだ。
そこで、アルプスの小国オーストリアの「北京大会の成果」を振り返ってみる。まず、メダル数だ。今回は男子柔道60キロ級でパイシャー選手が銀メダルを獲得したのが最高で、あとは女子水泳平泳ぎと女子カヌーで銅メダルを手に入れた。メダルが期待された他の女子柔道、男子水泳、卓球は残念ながら4位が最高でメダルには届かなかった。
オーストリアにとっては銀1個、銅2個は、前回のアテネ大会の金2個、銀4個、銅1個と比較すればかなり見劣りするが、1996年のアトランタ大会と同様の結果であり、極端に悪かった大会ではない。それでも国民の失望は大きかった。
ちなみに、オーストリアは1896年の夏季五輪大会から今回の北京大会までに金20個、銀33個、銅36個、合計89個のメダルを獲得している。最高の結果を出した大会は、1936年のベルリン大会で金4個、銀6個、銅3個の総数13個のメダルを獲得した。
ところで、同国ではいま、「オーストリア選手が北京大会で成果を出せなかった原因」について、さまざまな議論が聞かれる。最も聞かれる意見は、「スポーツ選手への経済的支援が十分ではない」というものだ(政府のスポーツ支援金は約1億ユーロ)。
例えば、オーストリアの重量挙げ選手がドイツに国籍を変え、ドイツ人として今回、金メダルを獲得したことが話題となった。重量挙げ男子105キロ超級の金メダリスト、マティアス・シュタイナー選手は「オーストリアの重量挙げ協会に留まっていたならば、自分はメダルを取る事はできなかっただろう」と述べ、ドイツ重量挙げ協会の支援に感謝を表明する一方、オーストリア重量挙げ協会の無策を間接的に批判している、といった具合だ。また、今回女史平泳ぎ100メートルで銅メダルを取ったユキチ選手は普段、練習用プールがないので、市民用公営プールで練習するといった有様だ。
ウインター・スポーツのメッカ・オーストリアに夏季五輪大会の活躍を期待すること自体、少々酷なことかもしれないが、スキー競技に投資するだけの情熱があれば、夏季スポーツでももう少しやれるのではないか、と思うのは当方だけではないだろう。
