オーストリア・韓国両国が外交関係を樹立して今年で45周年を迎えた。それを記念する行事が両国の各地で挙行されている。ウィーン市では24日夜、市立公演会場で韓国の伝統的な民族ダンスが紹介されたばかりだ。
オーストリアとコリア両国は1892年、友好貿易協定を締結したが、その後、オーストリアは帝国時代の終焉、2度の世界大戦を経験する一方、コリアは日本の植民地化時代、世界対戦後、韓国動乱後の分断という試練を経て今日に到っている。
南北分断後、オーストリアは1963年5月、韓国と外交関係を樹立し、その11年後の1974年12月、北朝鮮と外交関係を結んでいる。今年12月で34周年目を迎えるわけだ。
欧州連合(EU)の貿易統計によると、オーストリアの昨年度対韓輸出総額は約5億9700万ユーロ、対輸入総額は4億8600万ユーロだ。韓国企業の対オーストリア投資額は2006年、8400万ドル、オーストリア企業の対韓投資額は3800万ドルだった。ちなみに、同国の対北輸出総額は昨年度、246万ユーロ、輸入総額は約140万ユーロと小規模に留まっている。
両国関係は文化・芸術分野でも急速に拡大してきた。特に、1972年には「ウィーン少年合唱団」が初めて韓国で公演を開くと、世界的な韓国少女民族舞踏団「リトル・エンジェルス」がウィーンで答礼公演を開いている。音楽の都・ウィーン市で音楽を学ぶ韓国学生は約2000人にもなる。その数は日本の音楽学生数を上回っているほどだ。
オーストリアの首都ウィーンは冷戦時代、東西両欧州の掛け橋的な役割を果たしてきたが、同時に南北コリアの“東西38度線”的な位置を占めてきた。北朝鮮はウィーンに欧州唯一の同国銀行「金星銀行」(2004年6月閉鎖)を開設し、欧州での経済活動の拠点を構えていた。
両国関係史を振るかえる時、コリアの初代大統領・李承晩大統領の夫人がウィーン出身のフランチェスカ・ドナー夫人であった、ということを忘れることが出来ない。両者は1934年、ジュネーブで知り合い、同年、結婚している。アルプスの小国オーストリアと極東アジアのコリアは不思議な縁で結ばれているのかもしれない。
オーストリアとコリア両国は1892年、友好貿易協定を締結したが、その後、オーストリアは帝国時代の終焉、2度の世界大戦を経験する一方、コリアは日本の植民地化時代、世界対戦後、韓国動乱後の分断という試練を経て今日に到っている。
南北分断後、オーストリアは1963年5月、韓国と外交関係を樹立し、その11年後の1974年12月、北朝鮮と外交関係を結んでいる。今年12月で34周年目を迎えるわけだ。
欧州連合(EU)の貿易統計によると、オーストリアの昨年度対韓輸出総額は約5億9700万ユーロ、対輸入総額は4億8600万ユーロだ。韓国企業の対オーストリア投資額は2006年、8400万ドル、オーストリア企業の対韓投資額は3800万ドルだった。ちなみに、同国の対北輸出総額は昨年度、246万ユーロ、輸入総額は約140万ユーロと小規模に留まっている。
両国関係は文化・芸術分野でも急速に拡大してきた。特に、1972年には「ウィーン少年合唱団」が初めて韓国で公演を開くと、世界的な韓国少女民族舞踏団「リトル・エンジェルス」がウィーンで答礼公演を開いている。音楽の都・ウィーン市で音楽を学ぶ韓国学生は約2000人にもなる。その数は日本の音楽学生数を上回っているほどだ。
オーストリアの首都ウィーンは冷戦時代、東西両欧州の掛け橋的な役割を果たしてきたが、同時に南北コリアの“東西38度線”的な位置を占めてきた。北朝鮮はウィーンに欧州唯一の同国銀行「金星銀行」(2004年6月閉鎖)を開設し、欧州での経済活動の拠点を構えていた。
両国関係史を振るかえる時、コリアの初代大統領・李承晩大統領の夫人がウィーン出身のフランチェスカ・ドナー夫人であった、ということを忘れることが出来ない。両者は1934年、ジュネーブで知り合い、同年、結婚している。アルプスの小国オーストリアと極東アジアのコリアは不思議な縁で結ばれているのかもしれない。