サッカー・アフリカ選手権(アフリカ杯)ガーナ大会が20日、ガーナの首都アクラでホスト国ガーナとギニア戦で開幕したばかりだ。出場16チームが4グループに分かれて熱戦を繰り広げている。
 今年6月、スイスとオーストリア共催で欧州サッカー選手権(ユーロ2008)が開催されるが、それに先駆けて開催中のアフリカ杯はサッカー・ファンにとって見逃すことが絶対に出来ないイベントだろう。サッカーの水準も決して欧州チームに劣らない。アフリカ・チームの主流選手は欧州クラブで活躍している選手が多いから、当然かもしれない。昨季リーグ得点王となったチェルシーのドログバ選手はコートジボワール代表FWだ。欧州選手には見られないボールさばきや個人業は観戦していて楽しい(昨年、1度しか勝たなかったオーストリアのナショナル・チームを応援し続けてきた当方にとって、どのアフリカ・チームも非常に魅力に溢れている)。今大会の優勝候補国は主催国ガーナの名前が挙がっている(前回優勝国はエジプト)。
 ところで、2年前のサッカー・ワールドカップ(W杯)ドイツ大会の開催期間中、ウィーン国連では仕事に集中できなかった職員が少なくなかった。特に、自分の国が試合中となれば、正直いって仕事どころではない。テレビが観られる場所に行く。幸い、国連Cビル3階の報道室には古いがテレビがある。それを知っている職員が昼頃から侵入してくる。記事書きに追われている記者たちにとっては少々迷惑だ。本来ならば、治安職員がテレビ観戦中の職員に注意を促すべきなのだが、治安職員もサッカー狂が少なくないから、結局一緒になって観戦することになる、といった具合だ。
 そして今度はアフリカ杯だ。アフリカ出身の職員にとって、仕事どころではなくなる。熱狂的なアフリカ出身の国連職員たちがどこからかテレビをCビル3階のフロアに持ち込んできて、欧州スポーツ専門局「ユーロ・スポーツ」で試合を観戦する。「勤務時間だから、ダメ」なんていえば、「なんと堅苦しい人間だ」と軽蔑されるのがオチだ。昼食時間のレストランでもアフリカ杯が話題を占める。決勝戦が行われる来月10日まで、特にアフリカ出身の職員にとっては、試合の展開が気になって、仕事に集中できないだろう。ちなみに、アフリカ杯は世界100カ国以上に中継されるという。