ブルガリアとルーマニア両国は欧州連合(EU)に加盟して1年目が過ぎた。両国国民は念願だったEU加盟の1年目をどのように感じて過ごしてきたのだろうか。当方は先日、ブルガリアのリュボミーア・キュチュコフ外務次官と会見する機会があったので、その辺にところを中心に聞いてみた。以下は、同外務次官の加盟初年の総括の一部だ。
――EU加盟1年目の総括を聞きたい。
「EU加盟初年の今年はわが国にとって記念すべき年となった。その決算表をみるならば、非常にポジティブだ。先ず、経済分野だ。マクロ経済では、過去数年簡、わが国の国内総生産(GDP)は約6%だったが、本年度は6・5%を記録する見通しだ。失業率も2001年には18%だったが、今年は7%弱に低下した。EUの平均失業率より低い。また、外国直接投資(FDI)も今年は新記録を樹立した。昨年度は約40億ユーロだったが、今年は45億ユーロと新記録だ。財政赤字もGDPの3%前後と安定している。このように、わが国のマクロ経済の成果はEU加盟の結果だ。
政治・社会分野でも良好だ。一つの実例を紹介する。ブルガリアの5人の看護婦とパレスチナ人医者がリビアで子供たちにエイズを感染させた容疑を受けて8年間以上拘束されていたが、国際社会、特にEU側の努力の結果、彼らが今夏釈放されたばかりだ。この事件は、わが国に対して他のEU加盟国が“連帯感”を示してくれたとして、わが国の国民に大きな感動を与えたほどだ。
もちろん、加盟後、ネガティブな反応も皆無ではない。EU加盟に対し過剰な期待を持っていた国民たちだ。彼らは加盟が実現すれば生活水準が一挙に引き上げられ、賃金もアップすると考えていた。しかし、EU加盟はそれ自体が目標ではなく、EUの水準に到達するためのプロセスなのだ。政府も国民も今後、一層の努力が求められている」
――ブリュッセルは加盟前、ブルガリアに対して司法改革や腐敗対策の促進を要求してきた。過去1年間で前進はあったのか。
「もちろんだ。組織犯罪件数は急減した。法体制もEUの法体系と整合するために改革され、改善されてきた。現在は新しい法体系の履行段階に入っている。多くの課題は山積しているが、法体系は著しく改善されたうえ、司法改革に対する強い政治的コミットメントがある」
ブルガリアはマクロ経済をみる限り順調に発展してきている。外務次官との会見で感動した点は、リビアの子供エイズ感染事件がEUの努力で解決したことを通じて、「ブルガリア国民がEU加盟国の心強さを肌で感じた」という個所だ。次官はまた、「わが国は常にチーム・プレイヤーだ。わが国はバランスの原則に基づく強い欧州を支持する。EUは世界の政治・経済の発展で主要プレイヤーを演じることができるからだ」と強調した。これも印象的な答えだった。
今年で加盟2年目を迎えるブルガリアの更なる発展を期待する。
――EU加盟1年目の総括を聞きたい。
「EU加盟初年の今年はわが国にとって記念すべき年となった。その決算表をみるならば、非常にポジティブだ。先ず、経済分野だ。マクロ経済では、過去数年簡、わが国の国内総生産(GDP)は約6%だったが、本年度は6・5%を記録する見通しだ。失業率も2001年には18%だったが、今年は7%弱に低下した。EUの平均失業率より低い。また、外国直接投資(FDI)も今年は新記録を樹立した。昨年度は約40億ユーロだったが、今年は45億ユーロと新記録だ。財政赤字もGDPの3%前後と安定している。このように、わが国のマクロ経済の成果はEU加盟の結果だ。
政治・社会分野でも良好だ。一つの実例を紹介する。ブルガリアの5人の看護婦とパレスチナ人医者がリビアで子供たちにエイズを感染させた容疑を受けて8年間以上拘束されていたが、国際社会、特にEU側の努力の結果、彼らが今夏釈放されたばかりだ。この事件は、わが国に対して他のEU加盟国が“連帯感”を示してくれたとして、わが国の国民に大きな感動を与えたほどだ。
もちろん、加盟後、ネガティブな反応も皆無ではない。EU加盟に対し過剰な期待を持っていた国民たちだ。彼らは加盟が実現すれば生活水準が一挙に引き上げられ、賃金もアップすると考えていた。しかし、EU加盟はそれ自体が目標ではなく、EUの水準に到達するためのプロセスなのだ。政府も国民も今後、一層の努力が求められている」
――ブリュッセルは加盟前、ブルガリアに対して司法改革や腐敗対策の促進を要求してきた。過去1年間で前進はあったのか。
「もちろんだ。組織犯罪件数は急減した。法体制もEUの法体系と整合するために改革され、改善されてきた。現在は新しい法体系の履行段階に入っている。多くの課題は山積しているが、法体系は著しく改善されたうえ、司法改革に対する強い政治的コミットメントがある」
ブルガリアはマクロ経済をみる限り順調に発展してきている。外務次官との会見で感動した点は、リビアの子供エイズ感染事件がEUの努力で解決したことを通じて、「ブルガリア国民がEU加盟国の心強さを肌で感じた」という個所だ。次官はまた、「わが国は常にチーム・プレイヤーだ。わが国はバランスの原則に基づく強い欧州を支持する。EUは世界の政治・経済の発展で主要プレイヤーを演じることができるからだ」と強調した。これも印象的な答えだった。
今年で加盟2年目を迎えるブルガリアの更なる発展を期待する。
