韓国の日刊紙「朝鮮日報」が北朝鮮最高指導者・金正日労働党総書記の長男、正男氏(36歳)が今年6月に平壌に帰国し、党組織指導部で勤務していると報じたことについて、欧州居住の金正男氏の母方親戚筋は「正男氏が6月末に一旦平壌に帰国後、短期間、訪欧した。そして7月中旬には再び平壌に戻ったはずだ」と説明する一方、「正男氏は過去、何度も平壌に帰国している。今回の帰国が初めてではない」と指摘した。
正男氏はマカオなど海外に居住している時は定期的に欧州の親戚に電話を入れるが、帰国した場合、北朝鮮と欧州間を繋ぐ直接の通信回路がないため、正男氏は親戚に電話をかけることは出来ない。先の親戚筋によれば、7月中旬から正男氏からの電話はないという。
正男氏については、正男氏が2001年5月、偽造旅券で日本を不法入国したことが発覚後、父親の金総書記の怒りを買って後継者争いのレースから離脱、帰国できずにマカオを中心に放浪中と言われてきたが、同親戚筋は「メディア機関が流した憶測情報に過ぎない」と述べ、正男氏は北朝鮮と外国を自由に行き来してきたと強調し、「放浪説」を一蹴。
ただし、正男氏が現在、労働党組織指導部に勤務しているとの情報については、「正男氏から聞いていないので、その是非は分からない」というだけにとどめた。(なお、正男氏の訪欧に関しては、当方の7月13日と同月31日の当コラムを再読して頂きたい)。
金正男氏は金総書記と故成恵琳夫人(モスクワ療養中に死去)との間の長男だが、同氏は、金総書記と故高英姫夫人との間に生まれた2男・正哲氏(25歳)、3男・正雲氏(24歳)との間で後継者争いを展開中といわれるが、欧州の親戚筋は「後継者問題は金総書記以外に誰も分からない」と主張し、正男氏の帰国と後継者の可能性云々については、「憶測しても意味が無い」と語った。
正男氏はマカオなど海外に居住している時は定期的に欧州の親戚に電話を入れるが、帰国した場合、北朝鮮と欧州間を繋ぐ直接の通信回路がないため、正男氏は親戚に電話をかけることは出来ない。先の親戚筋によれば、7月中旬から正男氏からの電話はないという。
正男氏については、正男氏が2001年5月、偽造旅券で日本を不法入国したことが発覚後、父親の金総書記の怒りを買って後継者争いのレースから離脱、帰国できずにマカオを中心に放浪中と言われてきたが、同親戚筋は「メディア機関が流した憶測情報に過ぎない」と述べ、正男氏は北朝鮮と外国を自由に行き来してきたと強調し、「放浪説」を一蹴。
ただし、正男氏が現在、労働党組織指導部に勤務しているとの情報については、「正男氏から聞いていないので、その是非は分からない」というだけにとどめた。(なお、正男氏の訪欧に関しては、当方の7月13日と同月31日の当コラムを再読して頂きたい)。
金正男氏は金総書記と故成恵琳夫人(モスクワ療養中に死去)との間の長男だが、同氏は、金総書記と故高英姫夫人との間に生まれた2男・正哲氏(25歳)、3男・正雲氏(24歳)との間で後継者争いを展開中といわれるが、欧州の親戚筋は「後継者問題は金総書記以外に誰も分からない」と主張し、正男氏の帰国と後継者の可能性云々については、「憶測しても意味が無い」と語った。