ザルツブルクが泣いている。モーツアルトの生誕地がここにきて悲嘆に暮れているのだ。モーツアルト250年生誕祭は昨年終わったが、モーツアルトの音楽を愛する世界のファンは今年もモーツアルトの生誕地ザルツブルク詣で押し寄せてきているのに。
それでは「何故」か。ザルツブルク市の念願であった2014年冬季五輪開催地に選出される可能性が限りなく「ゼロ」に近づいてきたからだ。同市は10年度冬季五輪開催地にも立候補し、そこでは大方の予想に反して決戦投票にも進出できず、オーストリア国民をガッカリさせたことはまだ記憶に新しい。
雪辱戦として14年度冬季五輪に再出馬したわけだが、今度も決戦投票に進出できなくなりそうなのだ。国際オリンピック委員会(IOC)関係者は既に「7月の総会ではロシアの開催地候補ソチ市と韓国の平昌市の決選投票」と予測しているほどだ。
ザルツブルク市は国際スキー大会の開催経験も豊富であり、冬スキーのメッカとしてインフラは既に完備している。最終候補地に残った3都市の中では「経験」と「インフラ」ではダントツだ。それにもかかわらず、「何故」ここにきてザルツブルク市が後退したのだろうか。原因は明らかだ。トリノ冬季五輪(06年)でオーストリアのスキー距離、バイアスロンの6選手がドーピング事件に関与したとして、IOCが4月、6選手の永久追放を決定する一方、今月24日、オーストリアのオリンピック委員会に100万ドルの罰金を科したからだ。この処分はIOCとしては最大級だ。
それだけではない。「IOCはオーストリアのスポーツ選手の夏冬五輪大会参加拒否まで検討していた」と明らかになると、国民のショックは一層、深まった。同国日刊紙「オーストライヒ」は「これでザルツブルクの14年度冬季五輪開催の目はなくなった」というインサイダーのコメントを紹介しているほどだ。
同国のグーゼンバウアー首相は「わが国がこの問題を手際よく処理できれば、ザルツブルク市のチャンスはまだ残っている」と楽観的な予測を述べている。「手際よく処理する」とは、スキー王国を築き上げてきた同国スキー連盟のボス、シュレックスナーデル会長を辞任させることを意味する、と一般的には受け取られている。
いずれにしても、総会をあと40日後に控えたこの時、IOC理事会が厳しい決定を下したということは、「ザルツブルク市の冬季五輪開催は難しい」と宣言されたことに等しい。ザルツブルクが泣くのは当然だ。ゴール寸前になってスタートのミスを指摘され失格となった陸上選手のようなものだ。
しかし、泣くな、ザルツブルクよ。捨てる神あれば、拾う神ありだ。必ず、日はまた昇る。
それでは「何故」か。ザルツブルク市の念願であった2014年冬季五輪開催地に選出される可能性が限りなく「ゼロ」に近づいてきたからだ。同市は10年度冬季五輪開催地にも立候補し、そこでは大方の予想に反して決戦投票にも進出できず、オーストリア国民をガッカリさせたことはまだ記憶に新しい。
雪辱戦として14年度冬季五輪に再出馬したわけだが、今度も決戦投票に進出できなくなりそうなのだ。国際オリンピック委員会(IOC)関係者は既に「7月の総会ではロシアの開催地候補ソチ市と韓国の平昌市の決選投票」と予測しているほどだ。
ザルツブルク市は国際スキー大会の開催経験も豊富であり、冬スキーのメッカとしてインフラは既に完備している。最終候補地に残った3都市の中では「経験」と「インフラ」ではダントツだ。それにもかかわらず、「何故」ここにきてザルツブルク市が後退したのだろうか。原因は明らかだ。トリノ冬季五輪(06年)でオーストリアのスキー距離、バイアスロンの6選手がドーピング事件に関与したとして、IOCが4月、6選手の永久追放を決定する一方、今月24日、オーストリアのオリンピック委員会に100万ドルの罰金を科したからだ。この処分はIOCとしては最大級だ。
それだけではない。「IOCはオーストリアのスポーツ選手の夏冬五輪大会参加拒否まで検討していた」と明らかになると、国民のショックは一層、深まった。同国日刊紙「オーストライヒ」は「これでザルツブルクの14年度冬季五輪開催の目はなくなった」というインサイダーのコメントを紹介しているほどだ。
同国のグーゼンバウアー首相は「わが国がこの問題を手際よく処理できれば、ザルツブルク市のチャンスはまだ残っている」と楽観的な予測を述べている。「手際よく処理する」とは、スキー王国を築き上げてきた同国スキー連盟のボス、シュレックスナーデル会長を辞任させることを意味する、と一般的には受け取られている。
いずれにしても、総会をあと40日後に控えたこの時、IOC理事会が厳しい決定を下したということは、「ザルツブルク市の冬季五輪開催は難しい」と宣言されたことに等しい。ザルツブルクが泣くのは当然だ。ゴール寸前になってスタートのミスを指摘され失格となった陸上選手のようなものだ。
しかし、泣くな、ザルツブルクよ。捨てる神あれば、拾う神ありだ。必ず、日はまた昇る。
