米国内多発テロ事件(9・11)後、国際テロ・グループの核テロの恐れが現実味を帯びてきたと指摘されたが、幸い、その懸念は今日まで現実とはならなかった。
欧米テロ専門家たちは「高度の核関連技術と知識が必要な核テロを実施することはテロ・グループにとってもハードルが高すぎる。可能とすれば、ダーティー爆弾が考えられるだけだ」とみている。
原子力エネルギーの平和利用を標榜する国際原子力機関(IAEA)の重要課題は「原発の安全性」と共に「核の安全問題」だ。
天野之弥事務局長は19日、第55回年次総会の開幕演説で「核の安全」について「9・11後、IAEAは核や放射性物質の安全を支援するために『核の安全計画』を拡大・強化してきた」と述べている。
IAEAには、核の不法取引に関するデーター(ITDB)がある。2011年6月現在で113カ国が加盟している。
ITDBによれば、2010年7月1日から11年6月30日の期間、加盟国から172件の核関連物質の不祥事が報告された。その内、93件はこの期間に発生し、79件は前年度の事件と関連する。
また、14件は不法な核関連物質の保持、売買、32件が核関連物質の喪失、窃盗事件だ。126件は「犯罪との関連性がなく」、多くは保管状況で問題があった。
核物質が関与した件数は172件中、16件に過ぎない。高濃縮ウラン(HEU)が関与した件数は5件(前年度3件)だ。
ちなみに、1個の核兵器製造のためには、90%以上のHEU25キロが必要だ。参考までに、イランが製造している濃縮20%ウラン(LEU)の場合、「潜在的兵器使用可」(IAEA関係者)と分類される。プルトニウムの場合、約8キロだ。
国の管理する大量の核物質が不法取引される危険性は少ないが、皆無ではない。例えば、北朝鮮が核関連機材や情報以外に、核兵器用プルトニウムや高濃縮ウランを外貨獲得のために他国に売る可能性が考えられるからだ。
欧米テロ専門家たちは「高度の核関連技術と知識が必要な核テロを実施することはテロ・グループにとってもハードルが高すぎる。可能とすれば、ダーティー爆弾が考えられるだけだ」とみている。
原子力エネルギーの平和利用を標榜する国際原子力機関(IAEA)の重要課題は「原発の安全性」と共に「核の安全問題」だ。
天野之弥事務局長は19日、第55回年次総会の開幕演説で「核の安全」について「9・11後、IAEAは核や放射性物質の安全を支援するために『核の安全計画』を拡大・強化してきた」と述べている。
IAEAには、核の不法取引に関するデーター(ITDB)がある。2011年6月現在で113カ国が加盟している。
ITDBによれば、2010年7月1日から11年6月30日の期間、加盟国から172件の核関連物質の不祥事が報告された。その内、93件はこの期間に発生し、79件は前年度の事件と関連する。
また、14件は不法な核関連物質の保持、売買、32件が核関連物質の喪失、窃盗事件だ。126件は「犯罪との関連性がなく」、多くは保管状況で問題があった。
核物質が関与した件数は172件中、16件に過ぎない。高濃縮ウラン(HEU)が関与した件数は5件(前年度3件)だ。
ちなみに、1個の核兵器製造のためには、90%以上のHEU25キロが必要だ。参考までに、イランが製造している濃縮20%ウラン(LEU)の場合、「潜在的兵器使用可」(IAEA関係者)と分類される。プルトニウムの場合、約8キロだ。
国の管理する大量の核物質が不法取引される危険性は少ないが、皆無ではない。例えば、北朝鮮が核関連機材や情報以外に、核兵器用プルトニウムや高濃縮ウランを外貨獲得のために他国に売る可能性が考えられるからだ。

国際原子力機関(IAEA)定例理事会は14日午後、イランの核問題を協議した。いつものように、欧米理事国とイラン側の激しいやり取りが展開した。