キュウリ、トマト、ナスなどの野菜が袋叩きにあっている。普段なら健康を考えて野菜を買う人々も野菜売り場を敬遠していく。それもこれも突然、腸管出血性大腸菌O−104の感染が拡大し、欧州全土に広がる様相を帯びてきたからだ。
最初に感染者が発見されたドイツでは29日現在、10人が死亡したという。その感染源がキュウリだったというのだ。
感染されたキュウリがスペイン産だったこともあって、ドイツやオーストリアではスペイン産の野菜を店舗から撤去する一方、オーストリアでは30日から小売店やスーパーで野菜のコントロールを実施したばかりだ。
栄養学を学んだ人ならご存知と思うが、キュウリはサラダの常連であり、その栄養価は高い。このように書く当方も野菜の中ではキュウリが一番好きだ。トマトは敬遠するが、キュウリはウェルカムといったところだ。
しかし、先週から当方の食卓からキュウリが姿を消したのだ。スペイン産でなくても、キュウリというだけで買い手は敬遠する。スーパーもキュウリ、トマトなどを店舗から撤去するから、腸管出血性大腸菌O−104の件が解決しない限り、ここ当分はキュウリを味わうことができないわけだ。
当方の友人にはベジタリアンがいる。数年前から肉類を食べるのを止め、野菜中心の食事を取っている。その成果、彼はこれまでのところ健康だ。持病の高血圧も良くなったという。当方が肉類を食べていると、哀れな目で当方をみて「野菜は黄金の食材だ」と野菜を賛美することを忘れない。
友人の食事はどうなっているだろうか、と思い電話して近況を聞いた。友人の声は冷静だ。「いつもの通り、野菜を食べているよ。もちろん、オーストリア産の野菜だけだがね。今のところ、問題がないよ」という。
友人は「感染ルートが完全に解明されていないが、外部から大腸菌が野菜に挿入された可能性も排除できないよ」という。友人は“細菌テロ”の可能性を考えているのだ。
スペインは過去、テロの襲撃を受けた。ドイツは昨年からテロの脅威を受けている等、さまざまな思いが湧いてくる。
友人は最後に、「大腸菌汚染問題が鎮静化しなければ、『野菜は危険だ。肉類を食べよう』といった声が挙がってくるだろう。健康ブームで守勢に甘んじてきた肉類業者が活気を帯びてくるはずだ」と予言した。
いずれにしても、感染ルートが判明するまでは野菜を水でよく洗うなどの予防策を取りながら、冷静に対応する以外にないだろう。キュウリが一刻も早く食卓に復帰することを願う。
最初に感染者が発見されたドイツでは29日現在、10人が死亡したという。その感染源がキュウリだったというのだ。
感染されたキュウリがスペイン産だったこともあって、ドイツやオーストリアではスペイン産の野菜を店舗から撤去する一方、オーストリアでは30日から小売店やスーパーで野菜のコントロールを実施したばかりだ。
栄養学を学んだ人ならご存知と思うが、キュウリはサラダの常連であり、その栄養価は高い。このように書く当方も野菜の中ではキュウリが一番好きだ。トマトは敬遠するが、キュウリはウェルカムといったところだ。
しかし、先週から当方の食卓からキュウリが姿を消したのだ。スペイン産でなくても、キュウリというだけで買い手は敬遠する。スーパーもキュウリ、トマトなどを店舗から撤去するから、腸管出血性大腸菌O−104の件が解決しない限り、ここ当分はキュウリを味わうことができないわけだ。
当方の友人にはベジタリアンがいる。数年前から肉類を食べるのを止め、野菜中心の食事を取っている。その成果、彼はこれまでのところ健康だ。持病の高血圧も良くなったという。当方が肉類を食べていると、哀れな目で当方をみて「野菜は黄金の食材だ」と野菜を賛美することを忘れない。
友人の食事はどうなっているだろうか、と思い電話して近況を聞いた。友人の声は冷静だ。「いつもの通り、野菜を食べているよ。もちろん、オーストリア産の野菜だけだがね。今のところ、問題がないよ」という。
友人は「感染ルートが完全に解明されていないが、外部から大腸菌が野菜に挿入された可能性も排除できないよ」という。友人は“細菌テロ”の可能性を考えているのだ。
スペインは過去、テロの襲撃を受けた。ドイツは昨年からテロの脅威を受けている等、さまざまな思いが湧いてくる。
友人は最後に、「大腸菌汚染問題が鎮静化しなければ、『野菜は危険だ。肉類を食べよう』といった声が挙がってくるだろう。健康ブームで守勢に甘んじてきた肉類業者が活気を帯びてくるはずだ」と予言した。
いずれにしても、感染ルートが判明するまでは野菜を水でよく洗うなどの予防策を取りながら、冷静に対応する以外にないだろう。キュウリが一刻も早く食卓に復帰することを願う。
報告が遅れたが、当方はここ4日間、ギリシャを訪問していた。友人が招いてくれたこと、ギリシャが現在、欧州のユーロ経済の行方を握っていること、現地の国民の状況を肌で感じたいこと、などが理由で、突然だったが、飛んだ。
当方はアテネについてギリシャ第2の都市テサロニケ市にも足を運んだ。そこでは政府の緊縮政策に反対する市民のデモを目撃した。テサロニケ市の名所ホワイト・タワー(White Tower、 Lefkos Pyrgos)周辺で数千人の市民が政府の緊縮政策を批判していた。
「ギリシャ国民が明るいのは、南欧国民の気質だからだ」といわれればそれまでだが、それだけではないだろう。新約聖書の「テサロニケ人への手紙」を思い出したからだ。使徒パウロらがテサロニケ人に送った2通の手紙がある。その第一の手紙には「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい」(「テサロニケ人への第1の手紙」第5章16、17節)という有名な個所がある。


