国際原子力機関(IAEA)は国連機関の中でも国際メディアがその動向を注目する花形機関だ。理由は簡単だ。イラン問題を筆頭に北朝鮮、シリアの核問題を扱う専門機関だからだ。
例えば、IAEA事務局長が理事会開催前に理事国に提出するイランの「査察履行報告書」は機密情報だ。理事国関係者以外、本来入手できないものだ。しかし、現実は、ロイター通信など大手メディアは報告書内容を事前に入手している。
どこから得るのか。ズバリ、多くはIAEA広報部からだ。広報部職員が知り合いのジャーナリストや大手メディアの記者たちを密かに招き、報告書のポイントをブリーフィングするからだ。
ただし、情報入手した記者たちは、決して「広報部」筋によれば、とは書かない。情報源は「上級職員筋」か「外交筋」だ。
読者はIAEAのイラン最新査察履行報告書内容を報じるメディアの16日付記事を検証して頂きたい。多くは「上級職員」ないしは「外交筋」によれば、となっているはずだ。
広報部が意図的に選出したジャーナリストたちに機密情報をリークするのは、それなりの理由がある。1つは情報操作だ。
「外交官」でもない広報部職員が「外交筋」と偽って情報を流したとしても問題にならないのは、情報という恩恵を受けている記者側がニュース・ソースを公表しないからだ。
実例を紹介する。米新聞記者が16日、IAEA広報部員にイランの核査察履行報告書についてブリーフィングをメールで打診した時、広報部員は「われわれはイランの報告書では一切の情報を語らないし、コメントはしない」と返信している。
実際は、イランの報告書が理事国に提出された16日午後2時(現地時間)、4人の広報部員がウィーンの国連Mビル0E75号室で10人余りのジャーナリストを招き、丁寧にブリーフィングしていた。
天野次期事務局長の最初の仕事は情報管理だろう。情報が今日のように頻繁にリークされれば、理事国間の信頼関係に歪みが出てくるだろう。その結果、解決すべき専門領域の問題まで難しくなる事態が予想される。
駐IAEA担当のイラン代表、ソルタニエ全権大使は当方とのインタビューの中で、天野之弥・次期事務局長に「IAEAの非政治化」を強く要求した。換言すれば、査察関連の機密情報が政治的意図からメディアにリークされることへの監視強化だ。
例えば、IAEA事務局長が理事会開催前に理事国に提出するイランの「査察履行報告書」は機密情報だ。理事国関係者以外、本来入手できないものだ。しかし、現実は、ロイター通信など大手メディアは報告書内容を事前に入手している。
どこから得るのか。ズバリ、多くはIAEA広報部からだ。広報部職員が知り合いのジャーナリストや大手メディアの記者たちを密かに招き、報告書のポイントをブリーフィングするからだ。
ただし、情報入手した記者たちは、決して「広報部」筋によれば、とは書かない。情報源は「上級職員筋」か「外交筋」だ。
読者はIAEAのイラン最新査察履行報告書内容を報じるメディアの16日付記事を検証して頂きたい。多くは「上級職員」ないしは「外交筋」によれば、となっているはずだ。
広報部が意図的に選出したジャーナリストたちに機密情報をリークするのは、それなりの理由がある。1つは情報操作だ。
「外交官」でもない広報部職員が「外交筋」と偽って情報を流したとしても問題にならないのは、情報という恩恵を受けている記者側がニュース・ソースを公表しないからだ。
実例を紹介する。米新聞記者が16日、IAEA広報部員にイランの核査察履行報告書についてブリーフィングをメールで打診した時、広報部員は「われわれはイランの報告書では一切の情報を語らないし、コメントはしない」と返信している。
実際は、イランの報告書が理事国に提出された16日午後2時(現地時間)、4人の広報部員がウィーンの国連Mビル0E75号室で10人余りのジャーナリストを招き、丁寧にブリーフィングしていた。
天野次期事務局長の最初の仕事は情報管理だろう。情報が今日のように頻繁にリークされれば、理事国間の信頼関係に歪みが出てくるだろう。その結果、解決すべき専門領域の問題まで難しくなる事態が予想される。
駐IAEA担当のイラン代表、ソルタニエ全権大使は当方とのインタビューの中で、天野之弥・次期事務局長に「IAEAの非政治化」を強く要求した。換言すれば、査察関連の機密情報が政治的意図からメディアにリークされることへの監視強化だ。
