確か1年前の12月、アフガニスタンのバルフ州アッタ・モハマッド・ヌール知事と会見した。その際、知事はバルフ州ではアヘン栽培が撲滅されたと表明し、「わが国では13州でアヘンは栽培されていない。バルフ州はその中でも先駆的な役割を果たしている」と説明したことを思い出す。
その1年後の今月、今度は同国内務省のダウド次官(麻薬対策責任者)と会見する機会があった。次官は「アヘン・フリーの州は現在、34州の中で18州に拡大された」と指摘し、アヘン栽培を続けている州は6州で、タリバン勢力が支配している地域だという。
ヌール州知事もダウド内務次官も同じく軍人出身(陸軍大将)だ。両者とも自信に溢れていた。当方が「タリバン政権もアヘン栽培を根絶したことがある。知事のアヘン根絶もタリバン政権と同じく国家権力の強権発動に基づくのではないか」と意地悪な質問をした時、知事は笑いながら「われわれは国民との対話を重視し、適切な方法でアヘン撲滅を実現した。タリバンは当時、国際社会から支持を得るためにアヘン生産を力で根絶したが、あくまで政治的な狙いがあった。ヘルマンド州をみれば理解できるだろう。同州ではアヘンが大量に栽培・生産されている。タリバンはプロフェッショナルなアヘン密輸グループだ。彼らはアヘン生産で資金を稼ぎ、テロ活動を展開している」と述べた。
一方、ダウド次官は「麻薬対策は成功してきた。問題はアヘン栽培をする農家への代替生産物の提供と安全問題だ」と主張し、「アヘン・フリーのアフガニスタンは近い将来、必ず実現できる」と力強く宣言した。
職業政治家はなかなかここまで言い切れないものだが、陸軍大将の両者は「必ず出来る」という確信が強いことに新鮮な驚きを感じた。というより、その使命に命をかけている、といった真剣さが伝わってきた。
その1年後の今月、今度は同国内務省のダウド次官(麻薬対策責任者)と会見する機会があった。次官は「アヘン・フリーの州は現在、34州の中で18州に拡大された」と指摘し、アヘン栽培を続けている州は6州で、タリバン勢力が支配している地域だという。
ヌール州知事もダウド内務次官も同じく軍人出身(陸軍大将)だ。両者とも自信に溢れていた。当方が「タリバン政権もアヘン栽培を根絶したことがある。知事のアヘン根絶もタリバン政権と同じく国家権力の強権発動に基づくのではないか」と意地悪な質問をした時、知事は笑いながら「われわれは国民との対話を重視し、適切な方法でアヘン撲滅を実現した。タリバンは当時、国際社会から支持を得るためにアヘン生産を力で根絶したが、あくまで政治的な狙いがあった。ヘルマンド州をみれば理解できるだろう。同州ではアヘンが大量に栽培・生産されている。タリバンはプロフェッショナルなアヘン密輸グループだ。彼らはアヘン生産で資金を稼ぎ、テロ活動を展開している」と述べた。
一方、ダウド次官は「麻薬対策は成功してきた。問題はアヘン栽培をする農家への代替生産物の提供と安全問題だ」と主張し、「アヘン・フリーのアフガニスタンは近い将来、必ず実現できる」と力強く宣言した。
職業政治家はなかなかここまで言い切れないものだが、陸軍大将の両者は「必ず出来る」という確信が強いことに新鮮な驚きを感じた。というより、その使命に命をかけている、といった真剣さが伝わってきた。
