アルペンの小国オーストリアにも北朝鮮の国是ともいえる「主体思想研究」のグループが存在した。厳密にいえば、今なお、細々ながら存在しているが、冷戦時代のような活発な動きはもはやなく、会員は年々、減少している。
オーストリアで主体思想研究が活発な所はインスブルック大学だった。多くの哲学部教授が一時は主体思想に惹かれていったものだ。平壌詣でも続いた。彼らにとっては、主体思想が「南チロル問題」を解決できる哲学体系に思われたのだ。
「外部から影響を受けず、主体的に生きていく」とする主体思想は、イタリアとオーストリア間で帰属問題を抱えていた南チロルに解決の道をもたらすという希望を与えていた。
しかし、主体思想の本家、北朝鮮が外部からの経済支援がなくては生存すら出来なくなり、主体思想がいつの間にか「先軍政策」に取って代わられた状況が明らかになるのにつれて、主体思想研究グループは会員を失っていった。
主体思想研究グループの会員だった大学教授から「会員だったことはあるが、今はやめた。主体思想研究グループの一員と書かないでほしい」と嘆願されたほどだ。自ら主体思想研究グループの一員であると堂々と宣言するメンバーはもはやいない。
どのような素晴らしい思想体系も実践と実行が伴わなければ、その魅力は急速に失われていくのは当然のことだ。主体思想は確実にその輝きを失ってきた。
オーストリアで主体思想研究が活発な所はインスブルック大学だった。多くの哲学部教授が一時は主体思想に惹かれていったものだ。平壌詣でも続いた。彼らにとっては、主体思想が「南チロル問題」を解決できる哲学体系に思われたのだ。
「外部から影響を受けず、主体的に生きていく」とする主体思想は、イタリアとオーストリア間で帰属問題を抱えていた南チロルに解決の道をもたらすという希望を与えていた。
しかし、主体思想の本家、北朝鮮が外部からの経済支援がなくては生存すら出来なくなり、主体思想がいつの間にか「先軍政策」に取って代わられた状況が明らかになるのにつれて、主体思想研究グループは会員を失っていった。
主体思想研究グループの会員だった大学教授から「会員だったことはあるが、今はやめた。主体思想研究グループの一員と書かないでほしい」と嘆願されたほどだ。自ら主体思想研究グループの一員であると堂々と宣言するメンバーはもはやいない。
どのような素晴らしい思想体系も実践と実行が伴わなければ、その魅力は急速に失われていくのは当然のことだ。主体思想は確実にその輝きを失ってきた。
